今年はメシアン生誕百年.珍しく池辺節が聞かれなかった (笑).サント・シャペルのステンド・グラスに隔たられた空間内での光の乱舞がメシアンの原風景.なるほどな〜.
- "キリストの昇天",
- 2. 天国を希求する魂のアレルヤ
- 3. トランペットとシンバルによるアレルヤ
- チョン・ミョンフン / NHKSO
- 2008 年 2 月 9 日, NHK ホール
- "トゥランガリーラ交響曲",
- 1. 導入部
- 3. トゥランガリーラ I
- 4. 愛の歌 II
- 5. 星の血の喜び
- 原田節: ondes martenot
- ピエール=ローラン・エマール; pf
- 準・メルクル / NHKSO
- 2008 年 4 月 11 日, NHK ホール
お〜,豪華なメンツだったんですね〜.ピアノとオンド・マルトノのための二重協奏曲みたいな配置が眼を引く.客席から観て最前にピアノがデンと陣取り,その後ろに指揮者とオケ.ピアノの横にオンド・マルトノ.反対側にチェレスタ等.オンド・マルトノのパルムの形状が『ぼくらの』の チズ篇 に出て来た「スクイド」に似てるのはご愛嬌.
リズムの大きな対位法とか,愛の歌とか,光と喜びとか,カトリック信仰とか,エロスとタナトスとか,固定・減算・加算リズムの同時進行とか,まぁ〜いろいろあるけど,今回意外だったのは,額縁のトロンボーンのファンファーレ主題にせよ,真ん中の楽章のぱぱらぱっぱぱら〜主題にせよ,野蛮でお茶目な印象を受けたこと.なんか聴いててカートゥーン・アニメを思い出した.トムがジェリーを必死になって追い掛けてるような.童顔の準・メルクルがめちゃ楽しそうに振ってるからだと思うけど,実際,綺羅々々しい演奏だったと思うデス.サロネンの CD は手放しちゃったから今んとこラトルの DVD 箱のオーディオ・トラックに入ってるやつしか手元にないわけで,こりゃ CD を手元に持っておくべきかな.
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