ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2008年5月20日火曜日

N 響アワー;加古隆が語るメシアン〜生誕 100 年を迎えて〜

今年はメシアン生誕百年.珍しく池辺節が聞かれなかった (笑).サント・シャペルのステンド・グラスに隔たられた空間内での光の乱舞がメシアンの原風景.なるほどな〜.

  1. "キリストの昇天",
    1. 2. 天国を希求する魂のアレルヤ
    2. 3. トランペットとシンバルによるアレルヤ
    • チョン・ミョンフン / NHKSO
    • 2008 年 2 月 9 日, NHK ホール
  2. "トゥランガリーラ交響曲",
    1. 1. 導入部
    2. 3. トゥランガリーラ I
    3. 4. 愛の歌 II
    4. 5. 星の血の喜び
    • 原田節: ondes martenot
    • ピエール=ローラン・エマール; pf
    • 準・メルクル / NHKSO
    • 2008 年 4 月 11 日, NHK ホール

お〜,豪華なメンツだったんですね〜.ピアノとオンド・マルトノのための二重協奏曲みたいな配置が眼を引く.客席から観て最前にピアノがデンと陣取り,その後ろに指揮者とオケ.ピアノの横にオンド・マルトノ.反対側にチェレスタ等.オンド・マルトノのパルムの形状が『ぼくらの』の チズ篇 に出て来た「スクイド」に似てるのはご愛嬌.

リズムの大きな対位法とか,愛の歌とか,光と喜びとか,カトリック信仰とか,エロスとタナトスとか,固定・減算・加算リズムの同時進行とか,まぁ〜いろいろあるけど,今回意外だったのは,額縁のトロンボーンのファンファーレ主題にせよ,真ん中の楽章のぱぱらぱっぱぱら〜主題にせよ,野蛮でお茶目な印象を受けたこと.なんか聴いててカートゥーン・アニメを思い出した.トムがジェリーを必死になって追い掛けてるような.童顔の準・メルクルがめちゃ楽しそうに振ってるからだと思うけど,実際,綺羅々々しい演奏だったと思うデス.サロネンの CD は手放しちゃったから今んとこラトルの DVD 箱のオーディオ・トラックに入ってるやつしか手元にないわけで,こりゃ CD を手元に持っておくべきかな.

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