ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年5月4日火曜日

蟲的徴候

 ガキの頃の刷り込みで,戦闘機といえば,二重窓から見上げれば F-104 とか F4 ファントムとかがシルバーの機体をきらめかせて空をカッ飛んで行く + 轟音と金属音というイメージなのだが,先日見た番組ではステルス・タイプの爆撃機やら超音速戦闘機がいくつか登場していた.見てて思い出した言葉が「蟲的徴候」.全然意味違うけど (笑).寸詰まりの胴体っつ〜より,機体全体ほぼ翼だけでできてるように見えるし,「黒くて硬くて平べったくて眼に入り難くて素早い機体」,こりゃもう「la blattaria」ですな〜.それだけにハリアーはまだ従来のイメージの範疇内にあるけど.それにしても 1 機 20 億ドルか.軍事産業の影響デカいよな.

 番組では『Avalon』や『Patlabor 2』にも出てきたような攻撃用ヘリ (アパッチ) も登場していたが,『紅い眼鏡』に出てきたような中部日本航空のヘリのイメージ,救いとかなんか丸っこくて親しみ易いとかいうイメージはもう微塵もないのな.ひたすら威圧的だし顔付は獰猛だし.機能性だけでなく「対象に与える心理的威圧感」をも考慮したデザインなのですかね.そうだとして,それが蟲的相貌を帯びるのはなぜか.地球上に繁栄している生物で人類から最も遠いのが昆虫類だから?

 それに比べて潜水艦はさほどイメージの乖離ってないのな.そりゃそうだ.見るヤツがいないから,心理的もクソもないか.圧壊の実験は凄かった.

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