ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年5月25日火曜日

John Coltrane "The Complete 1961 Village Vanguard Recordings"

 神戸.おそらく新星堂.たぶん出てすぐの頃.

  • John Coltrane "The Complete 1961 Village Vanguard Recordings", ユニバーサルビクター MVCI-17005/8, 1997

 買ったのは国内盤だが,中身は外盤 (Impulse! IMPD4-232) で日本語ライナーを付けて帯を巻いたもの.詳細は忘れたが,当時店頭では国内仕様の方が安価かったという記憶がある.間違いかも知れん.

 1961 年 11 月 1 - 3, 5 日のライヴ・セッションは従来 "Live at the Village Vanguard" (1962), "Impressions" (1963), "The Other Village Vanguard Tapes" (1977), "Trane's Modes" (1979), "From the Original Master Tapes" (1985) と,かなり バラけた状態でリリース されていた. 1993 年の段階ではすでに 11 月 1 日,11 月 2 日,11 月 3 & 5 日という 3 枚に別れた状態に収束していたらしいが,これに未発表のテイク 3 曲を加えてレコーディング順に並べたのが今回の 4 枚組.トラックは 22 曲だが実際は 10 曲. "India" や "Spiritual" なんかは 4 テイク入ってる.メンバーは, Coltrane, Dolphy, McCoy Tyner, Reggie Workman, Jimmy Garrison, Elvin Jones の 6 人が中心で,曲によって Garvin Bushell のオーボエと Ahmed Abdul-Malik のウードが加わる.ベースがダブルなのが眼を引く.お, Roy Haynes がタイコ叩いてるのが 1 曲だけある.まぁ今から 40 年以上前のしかもライヴ録音だし,ゲインのばらつきやらマイクがターゲットを見失う部分もあるけど,気にならない.ドラムスとベースがしっかり録れてるのが有り難い.オーボエがまるで Machine 時代の Karl Jenkins なのが笑える.もちろんこちらの方がずっと上手いけど.

 ちょっと調べてみると 1961 〜 1963 年の北欧ツアーでのライヴも 6, 7 枚組の箱仕様でまとめられているみたいね.おれの場合,最初に買ったコルトレーンが 1961 年のストックホルムのライヴ.吹奏楽部に所属していた高校生の頃.これに入ってる "My Favourite Things" でのエリック・ドルフィのフルート・ソロには魂消ましたな.後年 1963 年の同じくストックホルムのライヴと組み合わせて 2 枚組で出たけど,それも買った.さらに後年 Charley 盤の CD 買ったらエラく音悪くてがっかり.音佳くなってるんなら買い直したいかも.

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