ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.
ラベル Isaac Newton の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Isaac Newton の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009年9月4日金曜日

GA 芸術科アートデザインクラス #09 強風空想

  • GA DVD 1 えがいてあそぼ!バージョン
  • GA DVD 1 素猫箱盛りバージョン

「空を飛んでみてぇ!」 © ニワトリ怪人@松山鷹志.

颱風というわけではないらしい.ただの強風だそうな.芦原の「ププッピドゥ」,オリジナルは "Boop Boop Bee Doop!" でヘレン・ケインの "I Wanna Be Loved By You" に出てくる文句だとか.この曲はのちにマリリン・モンローがカバーして有名になったとか.さらに,ヘレン・ケインは Betty Boop のモデルになったとか.でも,芦原のカッコとの関連性は佳く判らじ.白衣で追い風受け,白衣じゃないけど,昔,チャリにレイン・コートでやったことがあったが,高校から家までの半分ぐらいの距離をペダル漕がずに済んだことがある (笑).ノダミキ姉登場.ノダ姉の中の人,棒過ぎるだろ orz.虹の色 & 太陽光線のスペクトル:キョージュ「赤,橙,黄,緑,青,藍,紫」.ナミコさん「でも欧米とかだと,虹もスペクトルも六色って話らしいよ.あっちだと藍がないからね」.クラシック OS の頃のアップル・ロゴは 6 色だったな.上から緑,黄,橙,赤,紫,青.つまり,こっちも愛がない

キョージュのニュートン引用

「スペクトルを発見したニュートン本人が最初に 7 色と説いたのだ」.

確かに『光学』第三版の第一篇第一部実験 7 に明記してある.プリズムに関しては,

このことは異なる色の光が,赤,橙,黄,緑,青,藍,濃菫の順に,次第に屈折性を増すことを明らかに示している.

[ ニュートン "光学", 島尾永康 訳, 岩波文庫, 1983, 2006, ISBN4-00-339041-5, p.66., (Isaac Newton "Opticks: or, a Treatise of the Reflections, Refractions, Inflections and Colours of Light.", 3rd ed. 1721) より ]

水滴=虹での屈折に関しては,

虹の内側から外側へと進むにつれて,赤,橙,黄,緑,青,藍,菫の順になる.

[ 前掲書, p.167., より ]

ただし,これは p.128, 208, 274, にも書かれてるとおりに,ドリアン・モードの音階に対比させたいがためだったらしいが.

「ニュートンは光に色が付いているのではなく,人間が色を感じるのだと言ったらしい」.

これに関する直接的な記述は見付からんかった.ソレらしい部分として以下の二箇所.

およそ世界における色彩の発生と外観は,屈折や反射によって光に生じた何らかの物質的変化からひきおこされるのではなくて,射線の異なる屈折性と反射性によって,射線がさまざまに混合または分離することからのみおこるのである.このことは色彩の発生が光の本性にもとづいている限りそうであるが,想像力によって,あるいはまた眼を打ったり,圧迫したりすることによって発生させられたり,替えられたりする場合はそうでない.

[ 前掲書, p.225., より ]

物質を構成する透明は粒子は,それぞれの大きさに応じて,ある色の射線を反射し,他の色の射線を通過する.それは薄層や泡がこれらの射線を反射または通過するのと同じ理由による.私はこれこそ物質のすべての色の原因であると考えている.

[ 前掲書, p.231., より ]

アンチ・ニュートンのゲーテの『色彩論』第一部教示編には虹の色の数については記載がない,あるいは見付からんかった.ただし,虹の色の関して,虹には主要な色彩である純粋な赤ないし深紅色が欠けているという記述がある.なお,色彩と知覚の関係について, 1) 生理的色彩, 2) 物理的色彩, 3) 科学的色彩の三つに分けているが,ゲーテは最終的には色彩は物質の属性の一つであると考えていたらしい. ゲーテ "色彩論", 教示編, 木村直司 訳, 潮出版社, 1972, 1986, ISBN4-267-01674-7, 1980, 2003, 全集普及版, #14, p.314., (Goethe, "Zur Farbenlehre", 1810).

2006年12月22日金曜日

2006/12/21 の収穫:ニュートン『光学』,青池保子『エロイカより愛をこめ て』 #34,氷川へきる『ぱにぽに』 #7-9

書泉ブックタワー.

2006/12/21 の収穫:讀物篇

  • 青池保子 "エロイカより愛をこめて", 第 34 巻, 秋田書店, 2006, ISBN4-253-19454-0
  • 氷川へきる "ぱにぽに", 7 〜 9 巻, スクウェア・エニックス, 2005, 2006, ISBN4-7575-1449-2, ISBN4-7575-1572-3, ISBN4-7575-1736-X
  • ニュートン "光学", 島尾永康 訳, 岩波文庫, 1983, 2006, ISBN4-00-339041-5, (Isaac Newton "Opticks: or, a Treatise of the Reflections, Refractions, Inflections and Colours of Light.", 3rd ed. 1721)

ニュートンがプリズムによる分光を最終的に七分としたのは全音階七音からのアナロジーである.その比率はドリア旋法による音階に等しい.という新ピタゴラス学派的方向に持って行きたかったらしい.