ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.
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2013年12月30日月曜日

2013/12/30 の収穫:ラミレス『ミサ・クリオージャ/アルゼンチンのクリスマス』,M.A.シャルパンティエ『真夜中のミサ/テ・デウム』,黛敏郎『Campanology』他,ディーリアス・ノールウェイ曲集,R.シュトラウス・オペラ選集,渋谷慶一郎 + 初音ミク『The End』

2013/12/30 の収穫:聴物篇

  • Marc-Antoine Charpentier "Te Deum, Messe de minuit", Marc Minkowski / Les Musicens du Louvre, Archiv 453 479-2, 1997
  • Marc-Antoine Charpentier "Messe de minuit pour Noël, Te Deum", Kevin Mallon / Aradia Ensemble, Naxos 8.557229, 2003
  • The Allman Brothers Band "At Fillmore East", deluxe edition, Mercury B0000401/2, 2003
  • 黛敏郎 "舞楽, 曼荼羅交響曲", 岩城宏之 / NHKSO, コロムビアミュージックエンタテインメント COCO-73165, 2010
  • 黛敏郎 "交響詩「立山」", 黛敏郎 / 東京SO, BMG Japan TWCL-10010, 2008
  • 黛敏郎 "七人の奏者によるミクロコスモス, オーケストラのための「呪」, プリペアド・ピアノと弦楽のための小品, ミュージック・コンクレートによる「カンパノロジー」", 岩城宏之, 森正, 本荘玲子, 外山雄三, etc / NHKSO, Naxos NYNG-007, 2011
  • Delius "in Norway", Ann-Helen Moen, Andrew Davis / Bergen SO, Chandos CHSA 5131, 2013
  • R. Strauss "The Great Operas", Karajan, Kempe, Sawallisch, Haitink, Janowski, Warner Classics 50999 4 31799 2 3, 2013
  • 渋谷慶一郎 + 初音ミク "The End", Limited Edition, Atak ATAK020 / 【Limited Edition】ATAK020 THE END Keiichiro Shibuya + Hatsune Miku | ATAK WEB SHOP / Sony Music Direct MHCL-2400/3, 2013
  • Ariel Ramírez "Misa Criolla, Navidad en Verano, Navidad Nuestra", Carreras, Ocejo, Sanchez, Decca 420 955-2, 1987

MCの『カンパノロジー』が聴けるとは思わんかったw.音源選択からして,てっきり版元は EMI だと思い込んでいたが,実際は Warner だった R.シュトラウスのオペラ選集,収録内容は "Salome", "Elektra", "Der Rosenkavalier", "Ariadne Auf Naxos", "Die Frau Ohne Schatten", "Intermezzo", "Die Schweigsame Frau", "Friedenstag", "Daphne", "Capriccio" の10曲.なぜか, "Arabera" が入ってない. "Daphne" と "Intermezzo" はもちろんポップさんのヤツ.

シャルパンティエの『真夜中のミサ曲』,例のドローンの上に冷徹なソプラノが流れるいかにもプログレっぽいアレは,実は冒頭のキリエではなくて,ノエルの方だった.コジェナーさんが参加しとるミンコフスキ盤とマロン盤両方買ってようやく判った.

たった1枚だけ残っていたラミレスの『ミサ・クリオージャ』,なんとカレーラスが歌っとるw.カップリングで入っとる『アルゼンチンのクリスマス』の第2曲が "La Peregrinación" で得した気分だが,これ,ちょっとテンポ早くないか?


2007年1月2日火曜日

ラトル『薔薇の騎士』三重唱〜フィナーレ 2006,ベルリン

年始恒例の衛星生中継ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート 2006 でもやってた.途中,映像の乱れ二箇所.音声も一箇所切れたが,演奏後の拍手の場面だったのは幸い.

  • マルシャリン:カミラ・ニュルンド
  • オクターヴィアン:マグダレーナ・コジェナー
  • ゾフィ:ラウラ・アイキン
  • オックス / フォン・ファーニナル:デール・デュジング
  • ラトル / BPO (合唱はなし)

タイトルは「三重唱とフィナーレ」となっていたが,実際はオックス男爵の最後の言葉,退出の合図の「Leupold, wir gehn!」から最後までで, 23 分ほどある.頭のワルツはオケだけで,アンニーナもヴァルツァッキもいない.やっぱあそこは「パパー,パパー,パパー」が欲しいよね (笑).衣装はなしだが,簡単な所作が入ってる.百合百合な抱擁もある.もしかしてレコーディングするんですかね.カラヤン & ウィーン・フィルのあとで聴くとやや味気ない感じもあるし,何よりワルツがハネないのはどうよ.とは思うが,速めのテンポでぐいぐい.歌い手ではまずマルシャリンの胸の大きさに目を奪われるが (笑),なかなか貫禄もあって,しかもアンサンブルから突出してないのはエエんではないかと.ただ,この部分だけ取り出したせいなのか,それとももともとそういう趣向なのか,若い二人の方に目が行ってしまって,マルシャリンは「寂しい女」になってしまうよな.ゾフィはオクターヴィアンより元気がよいはねっ返り.オクターヴィアンはちょっと賢過ぎませんかね.なんかケルビーノというより「悩める人」という感じだ (笑).いや〜,でもこれは期待してエエかも.全曲盤出たら欲しいッス.

2006年10月17日火曜日

ザルツブルク音楽祭 2006 モーツァルト・ガラ

  • 『ドン・ジョヴァンニ』序曲
  • カタログの歌 (bs : ルネ・パーペ as レポレッロ)
  • 彼女こそわたしの宝 (ten : ミヒャエル・シャーデ as ドン・オッターヴィオ)
  • 『ポントの王ミトリダーテ』,耐えがたい苦痛のなか (sop : パトリシア・プティボン as アスパーシア)
  • 『ティトゥス』,わたしは行くが,きみは平和に (mez-sop : マグダレーナ・コジェナー as セスト)
  • 『彼をふりかえりなさい』 KV.584 (bar : トマス・ハンプソン)
  • 『イドメネオ』,もし父を失うならば (sop : エカテリーナ・シウリナ as イリア)
  • もし私がその言葉を聞いて死なぬとしたら (sop : エカテリーナ・シウリナ as イリア, mez-sop : マグダレーナ・コジェナー as イダマンテ)
  • オレステースとアイアースの (sop : アンナ・ネトレプコ as エレットラ)
  • プラハ KV.504
  • ダニエル・ハーディング / VPO
  • 2006 年 7 月 30 日,フェルゼンライトシューレ. 10 月 16 日放送.

曲の感情に合わせて百面相ってどうよ.なんか不自然じゃないですか〜? (笑).そんなことはともかく,ルネ・パーペさんの軽妙なレポレッロはなかなか佳かったかも.コジェナーさん背が高いけど怖いよ,赤毛のプティボンさん可愛い,シウリナさん噫乎娘役にはぴったしの声だねぇ,ネトレプコさん昇り龍らしくエネルギッシュな勢いは素晴らしい (でもモーツァルト向きかな〜),ハンプソンさんさすがの貫禄.でもいちばん美味しいところ持ってったのはハーディングかも (笑).

2005年1月30日日曜日

マグダレーナ・コジェナー・ライヴ

以前に放映があると知って涙をのんだ マグダレーナ・コジェナー (Magdalena Kožená) さんのライヴ放送がとうとう BS2 に降りてきたので (笑).今月頭, 2005 年 1 月 5 日の放送

  1. マルティヌー (Martinů)「新シュパリーチェク」(Nový Špalíček)
    1. 愛する娘は金持ち
    2. 捨てられた恋人
    3. あこがれ
    4. 知りたがりの娘
    5. 陽気な娘
    6. 悲しい若者
    7. 願い
    8. 高い塔
  2. クシチカ「北国の夜」作品 14
    1. あほうどり
    2. 白鳥
    3. こもり歌
    4. 北国の岩礁で
  3. ヤナーチェク「歌によるモラヴィア民俗詩」から
    1. あの人の馬
    2. 花束
    3. あの人の絵姿
    4. 別れ
    5. 変わらぬ愛
  4. ドヴォルザーク「民謡風の歌曲」作品 73
    1. おやすみ
    2. 草を刈る女
    3. 嘆き
    4. 栗毛の馬
  5. ショスタコーヴィチ「風刺 〜 過去の情景」作品 109 から
    1. 批評家へ
    2. 子孫
    3. クロイツェル・ソナタ
  6. ドヴォルザーク「我が母の教え給いし歌」作品 55-4
  • マグダレーナ・コジェナー : moz-sop
  • マルコム・マルティノー : pf
  • 2003 年 1 月 17 日, 東京オペラシティ

Janáček の Moravská lidová poesie v písních と Dvořák の V národním tónu,それに Martinů の Nový Špalíček はスタジオ録音がある (DG 463 472-2, 2000).ヤナーチェクの一部はポップさんのスタジオ録音と被り,ドヴォルザークに至ってはグルベローヴァさんのスタジオ盤,ポップさんのスタジオ盤およびライヴ盤と被る.なんだが,期待通りというか,期待以上に佳かった.どくにドヴォルザークはグルベローヴァさんのより好みかも.ポップさんほど輪郭は明確じゃないけど,しっかり出てる.三省堂の作品名辞典にも載ってないクシチカとショスタコーヴィチは,このプログラムの中では強面というか爛熟というか,まぁそんな感じだ.翻ってドヴォルザークとヤナーチェク,マルティヌーはタイトルから予想されるとおり (Špalíček は Miniatures の意味) シンプルな民謡調で,緩急が佳く考えられたプログラムになっている.最後の『我が母の教え給いし歌』はアンコール曲だけど,凄い気迫が込められていて圧倒される.久々に鳥肌が立つ歌に巡り会えた.

コジェナーさんはブルノ生まれだそうだが,ウィーンの北 100km ぐらいのところ.グルベローヴァさんとポップさんの生地ブラティスラヴァはウィーンの西 50km ぐらいで,まぁ,いずれもウィーン文化圏に属するようだ.プラハへはモラヴァの丘陵地帯を越えていかないと行けない.

  • Love Songs, DG 463 472-2, 2000

ところで,持ってる CD のジャケ写は↑こんなんなので,そ〜ゆ〜先入観を持っていたら,実際の放映で現れたのは↓.ほんとに同一人物? (笑)

  • Kožená Live in Japan, Jan 17, 2003.

なんか年取ったマリア・シャラポワみたいで,可愛い.