ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2003年11月22日土曜日

本日の収穫:未来世紀ブラジル, Texhnolyze

  1. Terry Gilliam "Brazil", Special Edition ジェネオンエンタテインメント, PIBF-1544, 1985, 2003
  2. 浜崎博嗣 "Texhnolyze", unite 5 初回限定箱仕様, パイオニアLDC, PIBA-1430, 2003

 DVD 版の『未来世紀ブラジル』は LD 版より尺が長いらしい.音声が LPCM ってぇのも珍しいかも.『ブラジル』にはブルックナーの交響曲並みに版がいっぱいあるらしい.ヨーロッパと日本で公開されたオリジナル版 143 分,ギリアム自身が再編集したアメリカ公開版 131 分,アメリカでテレビ放映に使われたという短縮ハッピーエンド (ふぬけ) 版 94 分.さらには 1996 年にアメリカでクライテリオン版の LD が出るときにテリー・ギリアム自身が再度編集した版 143 分.って,混乱してるのはアメリカだけだ.尺が長いってのは,いわゆる 3 +1 種類のヴァージョンとは無関係.日本で発売されていた LD は全部オリジナル版がソースだったのだが,PAL の早回しで 137 分になっていたとのこと.ブックレットによると

 アメリカや日本のテレビ方式である NTSC 方式では映画の 1 秒 24 コマ (フレーム) は 2-3 変換という方法で同じ 1 秒 (30 フレーム) に変換されるがヨーロッパのテレビ方式である PAL 方式では 1 秒が映画と 1 フレームしか違わない 25 フレームなので映画を 1 秒 25 コマで走らせて収録してしまう.そのため本来のランニング・タイムより 4% 短くなってしまうのだ.

って, 137 分の LD って不良品だろ,そりゃ (笑).えと,それから特典ディスクとしてメイキングが入ってる.が,北米クライテリオン版にはもっといっぱいおまけが入っているらしい.『battle of Brazil: Video Histry』,テリー・ギリアムのオーディオ・コメンタリー,さらには短縮版も丸ごと入ってるとか.英語が堪能なら 60$ 弱の北米版買った方が幸せになれるかもね.

 久々に観返したけど,やっぱこれは『紅い眼鏡』だよなぁ〜.

 『テクノライズ』の 3, 4 巻は未購入.

 とっても恥ずかしい表紙絵 の DR ムック本も購入. PC 周りではヤバゲ 2 方面を除き目新しいネタはないけど,スカパーや BSD のビットレート情報とかはタメになりそう.まぁ当面無関係だけど.しかしまぁ,あまし画質音質は期待できんですなぁ.パナと東芝の HDR 機の比較記事も,片一方しか使ってないのでけっこう有用かも.しかし,この表紙はレジに持ってくのにほんと勇気が要るよ.

2003年11月3日月曜日

Gilgamesh 中毒と『愛のフーガ』

 なんか『ギル亀』中毒.素人の目から観ても「何か変」というか「何処かが間違っているのではないか」という感じなのだが,ひどく気になって仕方がない.昨今の風潮に対するアンチ・テーゼなのだろうか? 原作読んでないんで知らないんだけど,ベートーヴェンのピアノ協奏曲 5 番の第 2 楽章って重要なキー・ポイントなのかな. 5 話中 2 回も出てきましたが.作曲者が最もデモーニッシュだった頃の作品だけど,晩年の自由闊達なソナタ群にも通じる叙情性は素晴らしいですな.

 タカーオちゃんが力説していたんで,「フーガ」,「エキセントリック・オペラ」,「アニメ」で検索掛けたら『時空転抄ナスカ』というのにたどり着いた.たぶん,これのことだろう.ちなみに, OP は『愛のフーガ』というタイトルの曲で, TEO-disc によると,『小フーガ』BWV. 578 がソースで,ドラムンベースで調理した由.ちなみに,ピーナツが歌い,小柳ゆきがカヴァーしてるのは『恋のフーガ』で,なかにし礼の作詞,すぎやまこういちの作曲.