ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2000年9月15日金曜日

●シアター松田:パーフェクト・ブルー, レナードの朝

 上映会は,松田図書館長私邸にて,『Perfect Blue』と『レナードの朝』の 2 本立て.『Perfect Blue』の方は,サイコ (ホラー) スリラー仕立てなのが気になるが,これは面白い.どこまで入れ子になってんのか,ちょいと不安になるのが佳い.竹本ファン (それも,佐伯千尋ファン) なら楽しめるかも.劇中,連続殺人事件が起こるが,犯人は**法ですぐ判るので,ミステリとして観てはいけない.キャラクターの基本デザインは江口寿史.大友克洋も絡んでる.

 『レナードの朝』の原作者オリヴァー・サックスは,今,四谷で密かに話題になっている脳神経科の臨床医.ラマチャンドランの『脳のなかの幽霊』の序文を書いていて,それを読んだのが最初.おまけに,なぜか,高校のときの先輩山ちゃんから,この映画のエアチェックしたテープが送られてきていたりする,東京-浜松包囲網で,なんぞ陰謀が秘匿されているのか.これもテンプル騎士団が絡んでる,とか.エンディング・クレジットを観て吃驚したが,主役のレナードを演じたのはロバート・デ・ニーロだった.素人でも凄ぇと思うよ,これは.なるほど,「朝」って,こういう意味だったのね.それはともかく,ヒトって壊れやすいし後付けの部分が多すぎるよな.

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