1998 年公開の米映画.ま,例によって途中から,だけど.
1966 年ニューヨーク州バッファロー生まれのビリー・ブラウン (Vincent Gallo), 5 年ぶりに刑務所から釈放され,故郷に帰る.が,ビリーは両親にこの 5 年の空白を「結婚して、政府の仕事で遠くに行っていた」と偽っており,そのうえ薄情な両親の関心を引きたいあまり,母親への電話で「女房を連れて帰る」と約束してしまう.そんなすぐにバレそうな嘘を繕うため,彼は通りすがりの女レイラ (Christina Ricci) を拉致し,両親の前で妻のふりをするよう脅迫する……
んで.最後近く,ビリーがストリップ劇場でスコットを射殺して自殺する脳内シミュレーションのシーン,ビリーがピストルを構えてスコットに近づく BGM,なんか聴き覚えのあるコテコテしたドラムスやなと思っていたら,なんと, Yes の "The Heart of the Sunrise" (燃える朝焼け) であることに気付く.いや,パタパタしたドラミングだから,こりゃてっきりマイケル・ジャイルズだな,と思ったわけよ.へぇ,初期 Crimson かいと思っていたら,なんか覚えのあるリフが出てくる.あれ,これって…… ぎゃぁ〜っ, Yes ぢゃんか! うへぇ.エンディング・クレジットを観ていると, Crimson の "Moon Child" も使われていたらしい.もう,コレだけでなんかのパロディであることが molo Balletto di Bronzo である.余談だが, Crimson の『太陽と戦慄 part. II』は『エマニュエル夫人』にもアレンジを変えてパクられていたそうである.これも観ておくべきなんでせうか.ちなみに, Crimson 自体もバルトークのパロディだったりして……
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