ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2013年2月26日火曜日

2013/02/25 の収穫:ディーリアス歌曲集ほか,バッハ BWV.54『いざ,罪に抗すべし』ヘレヴェッヘ,黛敏郎『涅槃交響曲』岩城宏之,渋谷慶一郎,ポップさんのアカンタ・リマスター

2013/02/25 の収穫:聴物篇

  • Delius "The Complete Delius Songbook vol.2", Mark Stone, Stephen Barlow, STONE Records 5060192780109, 2011
  • Delius, Quilter, Scott, Austin, Bax, Grainger, Moeran, O'Neillm Warlock, Gardiner "Delius and his Circle", solo piano music, Paul Guinery, STONE Records 5060192780130, 2012
  • Finzi, Britten, Delius "Susan Gritton sings", Susan Gritten, Edward Gardner / BBCSO, Chandos CHAN-10590, 2010
  • Bach, Tunder, Kuhnau, Bruhns, Graupner "Solo Cantatas", Andreas Scholl, Peter Kooy, Philippe Herreweghe / La Chapelle Royale & Collegium Vocale Gent, Harmonia Mundi HML-5908372.74, 2010
  • 黛敏郎, 三善晃, 間宮芳生 "涅槃交響曲, 管弦楽のための協奏曲, オーケストラのためのタブロー '65", 岩城宏之, 外山雄三, NHKSO, 日本プロ合唱連合, キングレコード KICC-3032, 2001
  • Steve Reich "Drumming", DG 0289 479 0343, 2012
  • v.a. "Lucia Popp Die Unvergessene", Acanta-membran 233353, 2013
  • 渋谷慶一郎 "for maria", atak ATAK015, 2009
  • 渋谷慶一郎 "Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto", atak ATAK018, 2012

グールドが弾き振りしていた BWV.54 だが,なんか気になったんでヘレヴェッヘ盤を買ってみた.ん〜, やっぱ女声が欲しいな.

ポップさんの箱,リマスターっつ〜んで,とりあえず買ってみた.

歿後20 年を経ても燦然と輝くルチア・ポップのベスト・セレクション

あっという間に歿後20 年となったルチア・ポップ。至宝ともいうべきその録音のなかから、選りすぐりを4枚にまとめました。オペラでのオーラに満ちたヒロインぶりから、ブラームスやマーラーのリートでの抑制と深み、さらにバッハの教会カンタータ第51 番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」全曲での崇高さなど、まさに神業。さらにスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクなど母国作品は震えるほど感動的です。

キングインターナショナル

岩城宏之の『涅槃交響曲』,今度はN響との1972年のライヴ.AKB48 で儲かってるはずのキングレコード,まともなページを作れよ.なんだよ,この体たらくは.

昨年5月急逝したロシアの巨匠エフゲーニ・スヴェトラーノフ(1928:9/6~2002:5/3)を追悼し、1993年以降、17回にわたってのNHK交響楽団への客演により、そのスケールの巨大さとメロディアスな歌いまわしのうまさで、わが国に旋風を巻き起こし、ファンを急増させた「伝説」の記録が今よみがえる。

【DISC1 アルバム】
1.涅槃交響曲 第1楽章 カンパノロジーⅠ
2.涅槃交響曲 第2楽章 首楞巌神咒
3.涅槃交響曲 第3楽章 カンパノロジーⅡ
4.涅槃交響曲 第4楽章 摩訶梵
5.涅槃交響曲 第5楽章 カンパノロジーⅢ
6.涅槃交響曲 第6楽章 フィナーレ
7.管弦楽のための協奏曲 第1楽章:プレスト・モルト・ヴィーヴォ
8.管弦楽のための協奏曲 第2楽章:レント
9.管弦楽のための協奏曲 第3楽章:プレッスティッシモ
10.オーケストラのための2つのタブロー’65 第1のタブロー
11.オーケストラのための2つのタブロー’65 第2のタブロー

渋谷慶一郎,最近のお気に入りなんで,とりあえず他に 2 枚ほど.

映画「はじまりの記憶 杉本博司」のサウンドトラック、「ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto」はいわゆるサントラの枠を超えて、渋谷慶一郎が作曲・演奏・レコーディングの全てを自らのスタジオで一人で行った、限りなくソロアルバムに近い内容となっています。

ピアノ・ソロからピアノの多重録音、残響のプロセッシングまでを縦横に行き来し、ピアノの可能性を探求した全く新しいピアノ・アルバムがここに誕生しました。

そして、CDジャケットには杉本博司の代表作の一つとも言えるル・コルビジェのサヴォア邸の写真を使用。
セミトランスペアレントデザインの田中良治がデザインしています。

渋谷慶一郎、初のピアノ・ソロ・アルバム。全14曲、64分。


渋谷慶一郎は2002年に音楽レーベルATAKを発足させて以来、一貫してテクノロジーと音楽の関係を探求してきた音楽家である。2004年に発表したファースト・アルバム『ATAK000 Keiichiro Shibuya』は「電子音楽の歴史のすべてを統べる完璧な作品」と評され、セカンド・アルバムとなった『ATAK010 filmachine phonics』は音像の縦移動を含む世界初のヘッドフォン専用・三次元立体音響CDとして大きな話題を呼んだ。

実に2年7ヶ月ぶりのフル・アルバムとなる本作が、これまでの作品と大きく異なるのは、自身が作曲、演奏したピアノ・ソロによる完全アコースティックのアルバムとなっていることであり、ここには彼が体験した大きな変化が反映されている。

ここ数年の渋谷の活動の中心はコンピュータ・テクノロジーを駆使した「新しい音楽」の探求を実際に科学者とコラボレーションすることによって追求するということにあり、実際にその活動は世界的な注目を集めてきた。そうした音楽とサイエンス・テクノロジーの掛け合わせによる「現実を超える」“複雑さ”と“豊穣さ”にダイブしてきた渋谷だからこそ取り組むことができたのが、今回のピアノ・ソロ作品だといえる。渋谷がこのアルバムで徹底的にフォーカスしたのが、シンプルな構成だが楽曲としての高い精度を維持しつつも、かつてない音響的な解像度を同時に実現するという2つの異なった層が絡み合った、まったく新しい次元のピアノ・アルバムを作るということだ。

レコーディングはコンサートホールを貸し切り、渋谷がライブなどで愛用するベーゼンドルファーに、メインとアンビエンスにたった2本ずつのマイクを精緻にセッティングし、ピアノの弦の軋みやタッチ・ノイズまでを完璧に収録するDSDレコーディングで行った。DSDは非常に高解像度な録音を可能にするSACD(スーパーオーディオCD)の規格であり、その第一人者であるオノセイゲンによって録られたピアノの音は、DSDデータのまま編集、ミックス、マスタリングされた。つまり写真でいうRAWデータのまま編集、ミックス、マスタリングが行われ最後にCDになったわけだが結果的に、CDで再生されるこのピアノの演奏は、まるでそこで弾いているかのように瑞々しくリアルに響く。

同時に、コンピュータ音楽では触れてこなかったメロディやコードを含んだ楽曲は、驚くほどシンプルで、美しく、さまざまな微細で豊かな感情を喚起させる。この大きな変化は、昨年、公私ともにパートナーであった妻のマリアを亡くすという深く大きい悲しみを、渋谷自身が経験しているからとも言える。「まるでそこで誰かが弾いているように聴こえるCDが作りたい」という欲求もそうした孤独の中で音楽が自分を救うという体験から生まれたもので、これは単なるコンセプトやテクニカルな問題とは別の次元で生まれ、実現されている。そうした様々な経験、プロセスを経て、このアルバムは1年の年月をかけてついに完成した。

その音楽の深度ははかり知れない。

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