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2007/01/30 の収穫:観物篇
- 片渕須直 "Black Lagoon The Second Barrage", 001, ジェネオン エンタテインメント GNBA-7370, 2007
第二期シリーズの始まり.初回版.
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15 番目の "In C" はポール・ヒリアーが振ったもの.
「わたしには畏れはない」 © シルヴァーナ・グレオーネ.
「Intoccabile」には不可触賎民という意味もあるそうですよ.これすなわち第三項排除の構造.
世界で最も狂暴な姫君シルヴァーナ・グレオーネ見参.なんか『プロジェクト A 子』の B 子 (美子) みたいに見えるのは気のせい気のせい.きっちり仕事したのに約束の報酬は得られずタダ働き.ミレイユの経営責任が問われる.「イントッカービレ」という単語に初手から竦んでいるミレイユ,経営理念も問われなければならない (笑).
オメルタ,組織内部のことは絶対に洩らしてはならないという「沈黙の掟」のこと. Omertà - Wikipedia, the free encyclopedia.
「わたしのことを,ふつうの女の子として扱ってください」 © 美坂栞.本気出します宣言.
前回 で姉妹に加えて舞もグルであることを自ら宣言していたが,いよいよ栞が釣りを本格化.その上,学校にまで乗り込んで来て密着監視状態.しかし,祐一を釣り上げて一体何をしようというんだ? 関係修復というのは副次的なものであって,主目的が他にあるはずなんだが.何かと理由をつけて あゆ も見張ってるしな.となると,1) ここ最近表立った行動を取っていない名雪か, 2) 病み上がりだと了解されている秋子さん.いずれか,あるいは双方ともに,何かを成すための準備期間が必要で,それで祐一を遠ざけておくために.まぁ残り話数から言っても.祐一監視態勢のリーダーは,どうも あゆ らしいですな.
「みや ちゃん,猫みたい」 © ゆの.そ,人の姿した四匹の猫.
TBS 版の第一話は前半だけしか見られなかったが,ようやく全編が.後半は前半に輪を掛けて 801 タイプのユルユルだった (笑).あんまりユルいんで,さえ は「こうじま多し」なんて言ってる.好事魔なら「こうづま」だろう.念のために岩波国語で確認したら「こうずま」だったけど,ことえりでは「こうじま」じゃないと変換できん (笑).まぁ,エエか.
「(リーズ二号に) 君も犠牲者だったね」 © エルヴェ・ジラルド.リーズの「彼」とはエルヴェ.エルヴェとリーズ一号はお付き合いをしていた.
なんか一斉に動き出したな.四人それぞれの個人的事情から締め付けが厳しくなる. 1) とうとうミレーユ犬化. 2) ローズの父親ロバート,相変わらず行方不明のまま. 3) エルヴェ,ようやくケイト脅迫に動き出す. 4) クロードとニールの元に届けられた差出人不明のリーズとケイトの交換日記. 5) まだ実効力はないがジェシカの粘り腰の探索.とりあえず,理事長,ルーシー,ポーラ,正体不明の二人 (ルーラと JC) が何やらクサい中であることまでは把握. 6) クレアの兄ランディ,買い付け担当に裏切られて事業に失敗.自殺. 7) レイチェル,ニックとの深夜の茶店デートをルークたちに見られる. 8) 一人残されたアンナ,鬱.飯も喰わない.ま,いちばん切羽詰まってるのはケイト.というわけで内破が近いのもケイトだが.
神経死の段階で犬化したミレーユは撲殺されるわけだが,犬化するのが判ってるならなぜその段階で手を打つというか処分しないんだろ.首を切断するとかさ.なんで犬になるまで待つかね.もしかして何か重要な意味があるんかな.
JC がヴィヴァレオ社を見張っていたように,いつの間にか反ドロル族の方はヴィヴァレオ社の存在を嗅ぎ付けたようだけど,ヴィヴァレオ社の方はまだ掴めてないらしい.それというのもケイトと通じているエルヴェからの情報が入って来ないから.ラウルやベンダーがミレーユとアンナを見離した,手を打たなかったと解釈していて敵意を抱いているせい.クロードたちにエサを撒いたりして攪乱作戦に出る.なお,反ドロル族がケイトとの接点を持つ無名氏の存在には気付いているので,エルヴェに行き当たるのも時間の問題.学校とヴィヴァレオ社を繋ぐのはむしろエルヴェなのかも.
なんか複雑そうなフォレスト家の内情.「ママのこと,パパは見捨てたんだよ」,「あれは事故だよ,クレア.お前だって知ってるはずだ」.ごくふつうの家族構成なのはアシュレイ家だけか.ま,そこが弱点になるんで,エルヴェはその点を活用してるわけだが.
夜逃げ同然で逃げ出したランディんとこ,「G·DH」のロゴがあるんで,あとに入ったのはゴンゾの親会社らしい (笑).
Sweet Smell of Success. ついつい最後までお付き合いしてしまうほど面白かった. 1957 年,アレクサンダー・マッケンドリック監督のモノクロ社会派ノワール.主演はバート・ランカスターにトニー・カーティス.生き馬の目を抜くニューヨークで権勢を極めるコラムニスト J.J. にランカスター,その下働きシドニーにカーティスという布陣.どっちも悪役.「権勢を極めるコラムニスト」って日本じゃ実感がわかないので,ペン先一本 (実はタイプライタだが) で他人の人生を左右できるような存在とでもしとく.シドニーってのは J.J. のために口八丁手八丁でネタを探しまわるプレス・エージェント.これも佳く判らん世界なので「下働き」 (笑).傲慢な怪物とネタのためには手段を問わない卑劣漢.なので,この二人の関係も非常に現実的で生臭いものになる.筋自体は他愛もないものだが,とにかくこの二人がおもしろい.五十年も前の映画だが,最近の無味無臭でクリーンな感じではなくて,なんかこう古い本のような,アナログ布張り箱の匂いのようなものが感じられて,そこも佳い.
「ハァ〜〜イ♪」 © ミレイユ・ブーケ.
今回のお仕事の標的は中東紛争地帯でのゲリラの首魁.お仕事自体は回想でしか描かれず,その逃亡過程がメイン.しくった霧香がゲリラ組織に拉致されるが,ミイレユが奪還に殴り込む.霧香の華麗な学生証の舞 (笑) が見られる.台詞はないがクロエが初めて姿を見せる.「やっぱり嘘言は嘘言」ということで,夕叢霧香=嘘言ということを行解する回.アラメラというのはチリの首都サンチャゴにある通りの名前らしいが,アラメラ河というのは不詳.
この回,記憶と違って音楽含有率が少なく,割合では過去二番目に低いという意外な結果になった.「学生証の舞」が強烈過ぎたか.
知人の とこ を見てたら……. Michael Brecker Dies at 57; Prolific Jazz Saxophonist - New York Times.というわけで,最近は滅多に聴くこともなかったけど The Michael Brecker Band の 1989 年の Live CD を聴きながら.やっぱ Mike Stern との絡みは最高にカッチョ佳かったな…….
「(極めて投げやりな調子で) うぐぅ〜」 © 相沢祐一.
栞篇が他と違うのは,こちらでは香里と栞二者間の問題であるということ.だったと記憶してるんだが,どうだったっけ.ま,前半は香里の方の心の問題がチラと出て来ただけで,舞篇の後片付けと,秋子さんの風邪事件だった (笑).クレジットには出て来なかったが, B パートの雪合戦というか雪投げ合いその他の BGM はえい子先生が歌う『Last regrets X'mas floor style』 ("regret", ICD-66001, 1999).久し振りに聴いた.雪を入れるのは反則ではなくて,人間失格です (笑).
香里の唐突な栞話,これ,未だに意味が判らん.「あと一週間であの子の誕生日.次の誕生日まで生きないだろうって言われた,あの子の誕生日」.あんなに外をほっつき回ってる元気があるのを見ておいて,そこでどうして「もうすぐ死ぬのよ,あの子」と論理を飛躍させるかな.この疑問を解く鍵は最後の「あの子,何のために生まれて来たの?」という香里の台詞にある.これはただの疑問文ではなくて,修辞的という形容詞が付くのだ.神話学的あるいは文化人類学的な,弟殺しならぬ妹殺しなのである.美坂家は埜戸の出身ではないのか (笑).
「秋子さんがボクのお母さんみたいに」 © 月宮あゆ.
これって,どういう伏線だったっけか.
「みんなが知り合いだと,その辺が不便だな」 © エルヴェ・ジラルド. Tres, Tres, Tres, Tres.みんなグルで,みんながオレだけをおミソにして.存在を否定するのは,存在しないからではなく,存在することを隠そうとしているからだ.そういう発想のやつらは,オレたちが無から作り上げた秘密を奪おうと,首に縄を掛けて振り子に吊り下げようとする.
飛ぶのが怖かったローズが飛んだ.残りはクレアだけか.意外な成りゆきとも思えるけど.脱「どん底」には飛ぶしかないのか (笑).百合疑惑があった (笑) ポーラ・シンクレアはやはり反ドロル派構成員だった.学校とヴィヴァレオ社との対立抗争ですな.学校側は生徒の中からコレといった人材を葬儀屋モーリスに引き渡す.新兵教育担当のルーラと JC が鍛え上げた新人を第一線に送り出す,と (笑).問題はジェシカの反応.ルーシー,理事長,ポーラ,ルーラ, JC のミーティングを盗み聞きしているが平然としている.遅刻して来たクレアとケイトの会話も秘かに聴いていたし,ドロル側のスパイですかね.グレースからケイトを追い出そうしている画策は目的はグレース内でのポーラの権力失墜であるようだし.
ドロル族と反ドロル族は対立している.が,その相手が学校とヴィヴァレオ社であることは,当事者たちは知らない.クロードとニールはその二つの拠点を繋ぐ役目ですか.
久々に神保町まで出て秋葉原まで歩く.
アスキーの『Postfix メールサーバの構築』を探したんだけど,四軒回っても置いてなかった. Plone は Zope ベースの WebCMS システム.めたぼうさんの Meta Meta Web で見たのが最初.これ以外にはアスキーの 分厚いの しかなかった.静的コンテンツに体系を与えたいだけならオーバースペックだけど選択肢になる.ただし,相当に「重い」が,
「もしこの仔に名前があるのなら,わたしとは違う.ただ迷子になっただけ.わたしには名前がない.夕叢霧香という嘘言があるだけ」 © 夕叢霧香.そいつの名前はキリストにも準えられる白痴だぞ.そんな名前が欲しいのか.
今度のお仕事は旧ソのどこぞの某共和国.ターゲットは無名の難民の聖者さま=元 KGB 幹部のユーリ・ナザーロフ.旧ソ強制収容所での少数民族タシキール人虐殺の実行責任者.ナザーロフ自身も対立していた少数民族ノルガ人の出身.依頼主はタシキール人の生き残りということで,ソルダは関与してないかと思われたが,そんなことはないのであった.実地訓練ではなく,到達度チェック.
「座学等はすでに修了済みと看做されて」いるとおぼしき件は今回ミレイユが確認してくれとりました.「殺しの技術に長け,裏社会の事情に精通し,あらゆる言語を話す.でもロシア文学については知識を持たない」.それはエエけど,ヴァイオリン弾いたり引ったくられたカメラ追い掛けて走り回ったりしないのは,ちと残念かも (笑).同じくミレイユの解説「ムイシュキン公爵は純粋で無垢な魂の象徴」,公爵は作者がキリストに準えていたことからすると,ちょっと違うよねぇ.猫がムイシュキンなら,ナザーロフがロゴージンか.いや,それはあり得ないけどさ.って,そういう方面にツッコんではいけないんだよ,たぶん.バルクーツクはノルガ人の故郷だったが,スターリン時代にタシキール人に襲撃されて今は地名も残ってないそうだが,旧ソの都市ってころころ地名替えるから困るよね.ヴォルゴグラード〜スターリングラード〜ヴォルゴグラードとか,サンクト・ピーテルブールフ〜サンクト・ペテルブルク〜ペトログラード〜レニングラード〜サンクト・ペテルブルクとかさ.今はレニングラード・フィルハーモニーって言わないもんな.
『ひだまりスケッチ』 #01 「冬の日のコラージュ」,猫 TV だな,これ. BS-i と同系列なのに時間被ってるやん.しょんがねぇな. BS-i では『Rozen Maiden Ouvertüre』の後釜に座るらしいから,そちらで見るか.『Saint October』 #02 「ロリ吃驚!噂の美女が超襲来!」,もうエエや (笑).見切り撤収.
「わたしは舞の力の欠片.でもこう呼んで欲しい.希望って」 © 川澄舞の自称「希望」.散々っぱら暴れといていまさら希望もへったくれもねぇだろう.方向性を持たない可塑性脳化の意味ですか (笑).
ピアノ版や弦版の『少女の檻』が唸りを上げて舞篇完結.仔狐に続いて今度は兎.動物シリーズですか.学校の敷地って,建つ前はちび舞とちび祐一が遊んでいた野ッ原 (麦畑) だったらしい.ファイバーの上を行く舞には玄妙な治癒能力の他にも,祐一の来訪を事前に察知していたように予知能力もあるようなんで,「魔物なんていない」という祐一の言葉は間違い.「魔物」とはサンドルフォードの繁殖地を潰したもの,すなわち人間一般に関わる何か.おそらく欲望機械.とするなら,舞だけがその「希望」と折り合ったところで何の解決にはならん.とした方が,「魔物」は舞の嘘言が実体化して一人歩きし出したものだとする祐一の解釈よりも面白くないですかそうですか.十年間見続けた長い夢から醒めたらタダの人になり果てるよりオモロいんではないか.いや,タダの人に戻りたいんだけどさ.それに祐一の言うとおり,「魔物」に関する責任が舞一人のみに属するものだとするなら,それを認めたとたんに行為のツケは舞一人に降り掛かる=自らに刃を向けざるを得ないわけで.
舞の母ちゃんって,娘の治癒能力を一般公開しちゃったですか.金儲けにでも走るつもりだったのか,非道な母親だな
次からは栞篇のようですな.しかし,ペース配分ダイジョブなのか.もう 15 話だぞ.さっさと終わらせてじっくり本題に掛かってくれ〜.