ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年1月26日金曜日

成功の甘き香り

Sweet Smell of Success. ついつい最後までお付き合いしてしまうほど面白かった. 1957 年,アレクサンダー・マッケンドリック監督のモノクロ社会派ノワール.主演はバート・ランカスターにトニー・カーティス.生き馬の目を抜くニューヨークで権勢を極めるコラムニスト J.J. にランカスター,その下働きシドニーにカーティスという布陣.どっちも悪役.「権勢を極めるコラムニスト」って日本じゃ実感がわかないので,ペン先一本 (実はタイプライタだが) で他人の人生を左右できるような存在とでもしとく.シドニーってのは J.J. のために口八丁手八丁でネタを探しまわるプレス・エージェント.これも佳く判らん世界なので「下働き」 (笑).傲慢な怪物とネタのためには手段を問わない卑劣漢.なので,この二人の関係も非常に現実的で生臭いものになる.筋自体は他愛もないものだが,とにかくこの二人がおもしろい.五十年も前の映画だが,最近の無味無臭でクリーンな感じではなくて,なんかこう古い本のような,アナログ布張り箱の匂いのようなものが感じられて,そこも佳い.

0 件のコメント:

コメントを投稿