ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2009年10月4日日曜日

戦う司書 The Book of Bantorra #01 爆弾と本と沈み行く船

録画予約放っぽっとったら録れてた.

「(神溺教団に対して) お前たちは人間じゃない!」 © ヴォルケン=マクマーニ.結句,いずこも同じ.

戦う司書 The Book of Bantorra

こりゃまた,エラくバイナリな世界だな (笑).あ〜,え〜と,なんつ〜か,『トリニティ・ブラッド』 + 『BACCANO! -バッカーノ-』 / 2.0 ってな感じっすかね? 『図書館戦争』みたいなんかと危惧してたけど,もっとマジメかな.ってか,こっちでいう「本」とは「生命力が抜けて結晶化した死者の魂」なんだそうですが (笑).まぁ,「死体を読む」という発想は,別役実で割とお馴染みなのでさほどの違和感はなし.で,その「本」の管理者たちが,神立バントーラ図書館長代行のハミュッツ=メセタを筆頭とする戦う司書こと武装司書.この仕事は「全員が桁外れの戦闘力と歴史学者並みの知識を持ち,世界で一番なるのが難しいと言われている職業」だそうで.歴史学者並みということなら,分野横断的な学際派もいるのかね.

そこに現われたのが神溺教団なる,「唯一絶対の教義に基づいて,すべての欲望を肯定する」という,いかにもな設定の宗教団体.シンジンは「真人」であって神人ではないそうな.真人バンリはいずこ.ギジンも偽人ではなくて「擬人」だとか.もうひとつ,「肉」と呼ばれる階級がある.ムスリムとカーフィルと奴隷ですか.前の二つはウラマーとそれ以外のムスリムかも知れん (をいをい).ヘレネスとバルバロイと奴隷,中華と夷狄 (東夷+西戎+北狄+南蛮) と奴隷だったりして.本編中でニクニクニクニクと連呼するんで,三頭身の三輪青午がごろごろしてる場面を想像してしまった orz.ここでは身体に爆薬を埋め込まれた特攻隊員.でも扱いは道具並み.ってか,暗殺教団の実行部隊員のような強烈な意志がない.あとですね,初回を見た限りでは,神溺教団と武装司書がガシャガシャやり合う理由が判らん.どうも警察機構や公安系も兼ねているようで,「司書」の仕事は「本」の維持管理だけじゃないのか.ってか,この世界には警察やら軍隊やらはないのかね.

初回は武装司書たちの白煙号襲撃で,いったいどちらが悪役やら (笑).当面の主人公は「肉」のコリオ=トニスらしい.つまり,どっち側にも属していてどっち側からも排除されている存在.彼が「常笑いの魔女」という通り名を持つシロン=ブーヤコーニッシュの「本」の断片を手に入れたことであ〜たらこ〜たらという話らしい.説明なしにキーワードがぽんぽん使われてて,意味を判ずるのが面倒くさい.絵はボンズ系で,暗めだがソツなく美麗.制作の david production って,割と最近ゴンゾから独立してできたとこで,見てないから知らんけど『リストランテ・パラディーゾ』とかやってたとこだそうな. OP は古いエスピオナージュもののテレビ・シリーズみたいな感じ (笑).

バトル・プログラマってのはあったけど,武装プログラマって聞いたことないな.忍者プログラマは実在する (した) けど,

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