「昔の人の言葉によると，本来，人は必ず自分の進むべき道を知っているそうです．でも，いちばん大事な道こそ見失いがちなのだそうです」 © 小此木優子 as ヤサコ．
本筋に関わらない話の三話め．次回も総集編っぽい．ダイジョブか，をい．今度はデンパを主人公に据えてブラッドベリ風に定番的な夏の出逢いと喪失 (出逢いは半年前だけど)．まぁ，ブラッドベリも処女作はアーカム・ハウスから出版されてたから，ホラーとは無関係ではないのだが．
ハラケンに協力を約束していたフミエが離脱．イリーガルのバグの特徴． 1) 大きさを制御するプログラムにバグがある (ハラケン)． 2) 地面の黒い部分を水のように誤認する．陽光もダメ (デンパ)．「黒い」部分とは街頭カメラから視て黒っぽく見えるかどうか．ヤサコの指摘，イリーガルは迷子のようなもの．う〜ん，バグの存在権か〜．フミエの謎． 1) 冒頭の翻意． 2) 小学生で栄養ドリンク三本一気飲み． 3) 第十一話 での「こなくそ」発言．お前，小学生じゃないだろ，どこの電脳スパイだ．フミエの指摘， 1) 大きくなり過ぎた電脳物質は壊れやすい． 2) 電脳ペット同様に身体を細分化されて複数サーバで並列処理されている．が，イリーガルの場合，その存在が確認されるとパーツは削除される．ヤサコの特殊能力 (？) 古い空間を感知する能力が発達しつつある (？)．ハラケンが「商店街は無理だ」と判断した理由は？ 他校の生徒と出くわしたからのように見えるが．
玉子おばちゃんは女子高生．通っているのは清純女学院．広島にノートルダム清心，長崎に純心女子学院があるが．頼まれてもいないのに，クビナガ移送に乱入するフミエ，「ただしデンパ，今後は集めたメタ・バグを一割上納すること」，お前はヤクザかよ (笑)．移送計画そのものへの疑問．潜ったままの移動ってできないの？
あ，そっか，電脳生物だと屍体が残らんのか．気付いてみたら瓶のなかでドス黒い粘液質の物体に変容していたり，血と内部をバラ撒いて，ひた走るヘロイン化することがないのは NHK 的利点ですな．
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