ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年4月14日土曜日

少女革命ウテナ #02 誰がために薔薇は微笑む

アンシー小母さん:TV版第二話
アンシー・ラプンツェル:劇場版

「してたのか,交換日記」 © 桐生冬芽.ときおりこうした関節外し的な台詞や所作が出て来るよな.

若葉が読んでる本のタイトル『Magnolia Waltz』,指で一部隠れているが著者は Chiho Saito ということで『白木蘭円舞曲』なんだそうである.ちなみに Magnolia は人名なんで Magnoglia ではない.前回もストップウォッチ持ってたが,幹は何を計測しているんだろ.今更ながらではあるが,悟り切ったようなアンシーが妙におばさん臭いのに気付く[並べてみれば一目山瞭然寺南無三坊.正装服も違うデザインなのね.得体の知れなさは,さすがに劇場版の方が上だな.].だからサイドに白ラインが入った薄緑のジャージに割烹着が似合うのか (笑).そういや,劇場版では眼鏡掛けてなかったし,髪も降ろしてたもんな.もう一人 (一体) 重要なキャラクタが登場.その名もチュチュ.超小型の猿のような謎の生物.真面目な話で USY BD2 のような回るカメラ.

入場曲は『絶対運命黙示録』で前回から変更ないが (KICA-389, 1998, に入ってるのより微妙に遅いが),決闘曲は今度は『肉体の中の古生代』.アンシーの合図があって,ウテナ,回廊の途中で一回着替える.ように見えるが,実際には着替えさせられるんであって己が意志ではない.主体的なのはアンシーの方.もう一回着替えるかと思ったら,逆さ城から降りて来たトンボ様の謎のマント男に憑依されただけだった.これ (暁生) がウテナのエンドルフィン.いや,ドーパミンかな.お,次回は七実さまが出てきやがりますか (笑).

OP にもう一人出てくるのを書き漏らしていたので追記.何を隠そう生ける死者である鳳暁生その人.

  • 中庭にあるアンシーの薔薇温室,実は鳥籠[まぁ,ふつうは In The Cage だろうが, John Cage ( - ) Artwork Images, Exhibitions, Reviews に繋げたい誘惑が (笑).]. OP にも出て来てるのに今頃気付く.
  • 10 年以上未使用だった東館,ウテナが入る二階の奥の部屋は,最初にドアを開けると物置同然.いったん閉めて 10 秒後に息を整えてから再度開けるとアンシーが掃除中.露骨に第二段階移行.
  • 髪の色.ウテナ (桃),西園寺 (緑),幹 (青),樹璃 (橙),冬芽 (赤),アンシー (紫 / 紺).今んとこまだ本編には出て来ない二人は,七実 (甘蕉),暁生 (白).寒色系の男連中の中で一人暖色系の冬芽が目立つ.男色系? ダジャレかよ.あと注目したいのはこの 第二次大戦終結時の植民地図.,ポルトガル (西園寺) やフランス (幹) の元にあるごく少数の地を除けば,インド (アンシー) の大半はイギリス (ウテナ) 支配下にある.アンシーと幹との関係はちょっと想像し難いが,歴史的には西園寺の没落後にアンシーの支配権を巡ってウテナは幹と対立し,これを追い出したことになっている.姫宮アンシーにおいて展開されるヨーロッパ列強の植民地支配の影響.う〜ん,やっぱ単なる思い付きの域を出ないか (笑).

監督公式サイトの ikuniweb によると,全 39 話は以下のような構成になっているそうである.

  1. 生徒会編 : #01 〜 #12 (12)
  2. 黒薔薇編 : #13 〜 #24 (12)
  3. 鳳暁生編 : #25 〜 #34 (10)
  4. 黙示録編 : #35 〜 #39 (5)

ちなみに上記サイトでタイトルは明記されてないが, J. A. シーザーの曲のコーラスには監督自身も参加していたとか.

決闘リスト

第一話より前の勝敗は勘定に入れず.ウテナの直前の勝者は西園寺だから,少なくとも一勝はしているはずだが省略.もちろん描かれないデュエルも省略.

  1. #01 西園寺 ● vs. ウテナ ◯ (『W の予言 (when where who which)』)
  2. #02 西園寺 ● (2 敗) vs. ウテナ ◯ (2 勝) (『肉体の中の古生代』)

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