ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年4月23日月曜日

フルーツバスケット 第五話・・・ / 第六話・・・

「1687 年,生類憐れみの令が出る.これの覚え方は,インドも昔はやってない」 © 日本史の先生.突拍子もなくて覚えられないし (笑).今考え付いたが「生き物昔は華だった」ってのはどうですか.

楽園というものは基本的に点であることを欲するが故に推移することを嫌うという性質がある.かかるが故に舞台の転換は行われない.が,それではコメディでもあることは困難となるので,例えば 1) ゆさぶりを掛ける, 2) 楽園であることを放棄する,などの方策を用いることがある.引っ越し話である第五話は 1) であるように見える.ただ,ネタの回収が手抜きというかけっこうエエ加減な塩梅であるのは,いかにも天国的である (笑).そうとは知らずに機密に接近する他者と隠し通そうとする関係者との間で一種の共犯関係が結ばれる第六話は設定そのものが喜劇的なので,大地監督独特のテンポの佳い描写がビシバシ決まる.

なんだよ,けっきょく毎週何かしら書いとるやんか.だってよ〜,安らぐぢゃんかよ〜.「殺バツとした世紀末に咲いた一輪のハナのような (© 猫十字社)」シリーズではありませんか (笑).

住まうは変態屋敷.いや,元に戻るから変身か.親友はヤンキーに電波.こんなに健気に一生懸命生きているのになんでこんな環境に放り込まれているんだろう.いや〜,ルイはホモを呼ぶってやつですか (笑).いやいや,優れた人間性というものは普通の仮面を被った雑人 (本田透のお爺ちゃんの言葉によれば「根がイヤなヤツ」.それってまったくダメと同義ぢゃん) なんぞにではなく,ヤンキーと電波と変態というラベルを付けられた縁人にこそ宿るのですよ,あ,だ〜か〜ら〜変態じゃなくて変身ね.をいをい,そんな安易で差別主義的類型的なオチでエエのか.

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