ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年10月23日月曜日

Black Lagoon The Second Barrage #15 Swan Song at Dawn

  • Black Lagoon DVD / Black Lagoon OP CDS

「(「わたしたちは never die, そう永遠なのよ」というヘンゼル=グレーテルに向かって) それがお前の宗教か.素晴らしい考え方だ.だが,正解は歌にもあるとおり, no one lives forever*1,そういうことだ.さて,わたしはお前を酷く責めぬいて殺してもいい.部下のことを考えれば釣りの上に特典が付く.だが,あいにくわたしはお前のように下品ではない.だからわたしは,お前が死ぬのをただ眺めることにする.その銃創では保って十分だ.お前がこの世を去る数分をサハロフ,メニショフ両名の鎮魂に充てる.お前には理解できんだろうな」 © バラライカ. BGM は "A Cold Wind in My Mind".

レヴィとエダ (この二人のがちゃがちゃしたやり取りも面白んだが) が取り逃がした双子,二手に分かれて,グレーテルは一人になったエダを捕まえて退路の確保.ヘンゼルは一人バラライカの元に向かうも,「血が昇って勘が鈍った」らしいヘンゼル,自らを囮にした狙撃部隊に撃たれる.右膝を撃ち抜かれ,左腕を吹き飛ばされる.そのままバラライカの前で出血死.グレーテル,なんとラグーン商会に逃亡を依頼.これは思い掛けなかったが,この依頼をダッチが受けてるのも意外.グレーテルがロックに懐いている.この双子が生まれたのはカルパチアの岩山だそうだが,この辺りからチャウシェスク政権とその崩壊後の事情の BGM が ED の "Don't Look Behind" というのが渋いが,「殺し,殺され,また殺して.そうやって世界はリングを紡ぐのよ」.ヘンゼルのときと同じく,声が入れ替わり,人格も入れ替わる.いや,人格は一つだけなのかも.「だってぼくらは永遠に死なない.ずっと続くリングの上で,ぼくらはずっと殺し,これからも,殺すために世界があり,みんながいてぼくらがいる.だから,ぼくらもう哀しくないんだよ.血の匂いも悲鳴も臓物の暖かさも,今は大好きでいられる」.ロック「違うよ,世界はほんとは君を幸せにするためにあるんだよ」.スカートを上げるグレーテル,たまらず逃げ出すロック.何を見た? 交代したレヴィはさっそく殴り付ける.あれ,グレーテルを無事に逃がし屋エルロイの元に送り付けたぞ,と思ったら,エルロイがグレーテルの頭を射ち抜く.「綺麗だわ,空……」.バラライカが動かんと思ったら,こんなところに手を回していた. ED は特別双子バージョン "The World of Midnight".グレーテルが B パート頭,ブラック・ラグーン号の船内で歌っていたのも同じ曲だが,キーが違うし,アレンジも違う (ED はコーラス版.グレーテルのは無伴奏ソロ).サントラに入ってるのはコーラス版.ちなみに,曲を書いて歌っているのは 小幡 Mooki 美奈子

う〜ん,やっぱこの三話,とくに最後の今回の話は凄かったんですな〜.密度濃過ぎでアクションなんかなくても物凄い脱力感.やっぱ第七巻以降も買うことになりそうだ (笑).

*1: "no one lives forever", オインゴ・ボインゴ (No One Lives Forever) を引くまでもなく, Mell さまが歌う OP "Red fraction" の第三パラグラフ第二行目がそのままコレである. 2 コーラス目 "It's all up to you" の次の行.

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