ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年11月5日月曜日

ef – a tale of memories. #05 outline

  • ef - a tale of memories. OP CDS / ef - a tale of memories. DVD 1

「千尋,実は凄く物覚え佳くない?」 © 麻生蓮治.だろ? 千尋の方は,しれ〜っと「十三時間以内でしたら」と返しているが,その「十三時間」の (共通感覚としての) 長さはちゃんと確認しといた方が佳いぞ (笑).

拗ねた挙げ句の「すべてが滅んだ世界に一人だけ生き残った女の子の物語」プロジェクト始動.書き手は千尋単独で麻生は編集者的立場.長さ (半径) 十二歳の鎖に繋がれて手が届く範囲が十三時間の羊のエピソード→漸進的な死のイメージ.え〜と十二歳までの長期記憶はリセットされないんだよな.食事の時間なんてそっちに入ってんじゃねぇの,わざわざ記録せんでも.ってか,本能的欲求はクリアされないんでしょ.なぜに,「全てを記録している」と思い込ませる?

広野ーみやこー景の三角関係篇は みやこ の遠心力によって景が弾き飛ばされて外縁の堤篇に自由落下するようだ.堤の母親はもしかして和音さん? (笑) みやこ に論駁される景,そういうときは一般論で攻めなさいよ.家計が逼迫してるぐらいだから売れっ子じゃないんだし.千尋の現況を作り出している四年前の事故の原因は景の嘘言と抜け駆けにある.と,景自身は思い込んでいる.

シノプシス

女の子は世界に一人.だから彼女は神様だ[第一話のアイ・キャッチ.]女の子は物心が付いたときには島にいた[第二話のアイ・キャッチ.].島は狭く,半日あれば歩いて一周できる.海岸から見える景色は三六〇度.海と雲と水平線でしかなかった.島には城があった[第三話のアイ・キャッチ.正確には,島にはお屋敷があった.お屋敷は古城と渡り廊下で繋がっていた.となって,主語は城ではなくお屋敷の方.].城の倉庫には保存食や生活雑貨が山のように積まれていて,飢えることはなかった.一生掛けても読み切れないほどたくさんの本もあった.それが世界の全てだった.

本に書いてあったのは,全て人間の話だった.人間は一人では生きて行けない,そう書いてある本が幾つかあった.しかし少女は一人だった.一人でも生きていた.笑うこと,泣くこと,大切だと書かれていることは必要ではなかった.完結していた.完成していた.

 ここまで千尋の読み上げ.

彼女は人類史において初めての「平均的」な人間だった.総計一名における統計の平均は自己と完全に同一である.だから何をしても全て正しい.そして同時に.全てが間違っているかも知れない.

 ここまで麻生の読み上げ.

というわけで,この「すべてが滅んだ世界に一人だけ生き残った女の子の物語」のシノプシスに,更に細部に肉付けしたものがアイ・キャッチ.なぜにドイツ語[麻生の父親はドイツ人.]じゃなくて英語なのかは不明.

アイ・キャッチ

She did not need to know why, And besides, the girl never wondered why becauseshe had been there before she realized.

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