ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年11月12日月曜日

ef – a tale of memories. #06 rain

  • ef - a tale of memories. OP CDS / ef - a tale of memories. DVD 1

「大丈夫,脚本はないから.景ちゃんが生きている姿と想いをそのまま記録して行く」 © 堤京介.…… をい,お前,その映画の冒頭は,どこまでも続く鯨幕じゃねぇだろうな.半紙に書かれているのは「忌中」じゃなくて「実験中」だろうが.

いきなり女の闘い,みやこ vs. 景,踏み切り挟んで (右上から左下の対角線 (光源とは逆) で) 睨み合って,「あなたの存在を消してみせる」.バカ受け.思わず噴いてもたがな.いや〜,侮れんな〜 (笑).そこで みやこ がたじろぐのがちと判らんが.みやこ って他の人物とは違って存在の軸がズレているのか.「また消えてしまう」症候群? 一見余裕があるように見えるが,実はいっぱいいっぱいなのかよ〜.

身体に染み込むもの.記憶は何処にある? 休日へ学校へ出掛けるのに制服着にゃあかんのん? また ED 変わった.前のが走る景だったのに対し,今度は恐る恐る世界に触れる千尋. OP はけっこうエエけど, ED はダメ曲ばかりだな〜 orz.そういや,みやこ の単独バージョンってまだないのね.第一話と第三話は三人バージョンだし.家に置き忘れた広野の携帯に着信 99 件.もちろんスッポかされた みやこ から.あ〜,堤がバスケ試合会場でカメラのセッティングしてるあとに,みやこ が気合い入れて化粧してるカットがあったねぇ〜.怖いねぇ〜.

ところで,サブ・タイトルの rain って何?

シノプシス千尋の小説の追加部分

女の子は絵を描き始めた.書物,楽器,絵画.それらしきものの中で,いちばん人間を作ることが出来そうな道具だったからだ.でも,なかなか上手く行かなかった.何度も厭きた.別に厭きても佳かった.季節が一つ変わる頃には,厭きていることに厭きるからだ.やがて,絵が描けるようになった.写実的な風景画というものが,自分に向いていることを知った.在るものを在るように描いていれば佳いからだろう.そこにないもの,人間を描くのはたいへんかも知れない,と思った.

千尋の読み上げ.ところで,これ,梗概じゃなくて本編なんだろうか……? あ〜,火村も麻生も,これはシノプシスじゃなくて「千尋の小説」という認識なのね.

アイ・キャッチ

There were a huge amount of preserved foods and daily necessities inside the warehouse of the castle, so she did not have to starve (although she was hungry until she realized these were eatable).

OP に出て来る英文も,読み取れる限りでは,千尋の小説すべてが滅んだ世界に一人だけ生き残った女の子の物語のシノプシスを更に細部に肉付けしたものだ.っつ〜か,これをバラしたものがアイ・キャッチだ.この中にまるで関係ない草稿が混じってたりするとオモロいんだがな.同じ作品なら地層が異なるものとか.火村は書き手側から発言してるが[見出しも「創作(でんたつ)」となっている.],読み手の方から見れば,自己の記述を他者の記述として読むなら,それは書物の考古学といっしょ.

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