ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年5月24日木曜日

ぼくらの #07 傷

  • ぼくらの DVD 1
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「どうしてそんな話になるの? ちゃんとわたしの話聞いてよ」 © 本田千鶴.

本田千鶴 as チズの過去.中学生だろうと,人に歴史あり.む,今度のパイロットはチズなのか,と思ったらそうだった[チズもカコと同様,顔面 (左頬) に紋様が出る.].う〜む,身勝手な大人に振り回され,両親は理解するための努力をせず,唯一心を寄せていた (そして身体も) 教師 (畑飼) には裏切られ,中学生にしてすでに傷付けらて心は (そして身体も) ボロボロか.「お姉ちゃんといっしょなんてヤだよ」,でも畑飼はお姉ちゃんを選んだ.あれ? と思って前の方を見返してみが,両親の代わりにチズの進路指導に付いて来た姉と畑飼との間の関係性は読み取れんかった orz.ただ,その直後に畑飼は私立校の資料を取りに行かせてチズを離席させている.その間に何があったのかは判らない.だた,時間的な制約もあるし,この間に何かあったと考えるのは無理がある.ただ,その後チズといっしょに下校する際に姉が陸上部の部長をやっていたことを漏らした後のフォローの具合から,この時点ですでに何らかの関係があることは想像されるけど.

チズと切江洋介 as キリエ,加古功 as カコは同級生.カコはチズが好き (でも子どもっぽい).小学校高学年ぐらいから同い年でも (一部の) 女子の方がずっと大人びた感じを与えるんだが,ここでもとくに否定はされておらんなな.子どもに神性を見るのは行き過ぎだと思うが,かといって欧風に躾のされてない動物ととらえるのもどうも抵抗があるし.この辺りの忘れられた日本人の対処法はもう一度考慮すべきではないか.教育法を改めるだけじゃ,いくらやっても無駄だろう.

DVD CM でのテロップとそのキャラクタ,および本編との対比

前回 揚げた DVD CM でのテロップに加えて,その背景になっているキャラクタも拾ってみた.本編サブ・タイトルと比べてみると,意外に合ってなかった orz.

DVD CM でのテロップとそのキャラクタ,および本編との対比
順番 テロップ キャラクタ メモ 本編 合致
1 和久隆 as ワク #01 ゲーム ×
2 未来 宇白可奈 as カナ
3 秘密 古茂田孝美 as コモ
4 強さ 加古功 as カコ #06 情欲 ×
5 弱さ 往住愛子 as アンコ
6 本田千鶴 as チズ #07 傷 / #08 復讐
7 家族 矢村大一 as ダイチ
8 仲間 半井摩子 as ナカマ
9 門司邦彦 as モジ
10 地球 阿野万記 as マキ
11 責任 切江洋介 as キリエ
12 迷い 町洋子 as マチ
13 決断 小高勝 as コダマ #03 秘密 / #04 強さ ×
14 戦い 吉川寛治 as カンジ
15 宇白順 as ウシロ 発語されない

DVD CM の最後に出てくるのはココペリだが,その台詞「そこから先は君たちの番だ」はご承知のとおりだが,そのあとに「ではまた」と言っているのに気付いた.どういう意味だ (笑).

コメントが付いていたんで見てみたら,「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人:(アニメ感想) ぼくらの 第7話 「傷」 - livedoor Blog(ブログ)」では「優しい両親はいる、美人で優秀な姉もいる。だが、彼女は満たされないままだった。」とある.ここから直ちに想起されるのは 1980 年の「金属バット殺人事件」[1980 年 11 月,川崎市で起きた,次男が両親を金属バットでめった打ちにして撲殺した事件.

  1. 別役実 "犯罪症候群", 三省堂, 1981, pp. 196-202.
  2. 山崎哲 "事件ブック", 春秋社, 1989, ISBN4-393-33124-9, pp. 4-9, 109-113.
]だろう.なるほど外から見る限り本田家は I 家ほど荒んではいないが,問題はチズの眼にどう写っているかということである.チズにとっては自分以外の家族がいる平面と自分が立っている平面がまったく合致していない.その疎外感につけ込むのが依頼心というヤツである.

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