ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年5月27日日曜日

フルーツバスケット 第十五話・・・ / 第十六話・・・

喪服姿の電波とヤンキー

「魚谷さん,もしかして特攻服ってやつ?」 © 草摩由希.  「お,佳く判ったな〜.これはな,今日子さんからもらった由緒正しい『紅い蝶』の特攻隊長服なんだぜ〜」 © 魚谷ありさ.  「『紅い蝶』?」 © 草摩由希.  「お母さんの現役時代の名前です」 © 本田透.  「(現役って…… そんな笑って……)」 © 草摩由希.

はたと気付いてみれば,もう第十六話か.透の母,故・今日子さんの一周忌.やっぱいつものメンバー.何かツッコミ役のおにぎり (クレジットはなし) がちょこまかしとりますが.ちなみに今日子さんの中の人は咲の中の人.これ,意図的ですか.

「透くん,頑張ったのね」 © 花島咲.  「ま,あれだ,何だかんだ言って,あの二人のおかげもあるんじゃねぇの」 © 魚谷ありさ.お前ら二人の存在もな.やっぱ想像力のないヤツはヒトとしてダメなんだよ.

  • 今日子さん〜ヤンキーへと受け継がれた特攻服:裏 『紅い蝶』伝説を生んだ特攻隊長服の背中側.

B パートは紅葉の家庭の事情.この辺はさすがに『J2』の人.一枚めくったら重い.母親に拒絶される息子の話である.単なる排除ではなく,記憶から抹消されてしまう.「わたしの人生の最大の後悔は,あの生き物を自分の身体から出したことよ」.呪い持ちである紅葉の父親にパイプ・カットしろとか,妊娠させるなとかと言うのは簡単だが,問題はそういうところではない.呪い持ち (これはメタファ) を人と認識できる想像力を持つか否かである.それは人であるか否かと問われているに等しい.

草摩の別荘地への小旅行.紫呉の魂胆は如何に.気苦労のない状態,普段着の はとり を透に見せておきたかったというわけ? ではなぜ? 草摩佳菜の結婚式の写真を持って綾女が (も) やってくる.さて,佳菜は忘れることを強制され,紅葉の母親は自分の意志として忘れることを選んだ.ということを思い出させるためか.前回の紅葉の話に対応するものとしての,子に対する親の立ち位置か.

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