ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年6月19日日曜日

絶対少年 #05 約束の重さと夢の軽さ

「それ (ポンチョ着てゴム長履いた男の子),歩だわ」 © 逢沢淳子.

前回「まるで Kanon のエピソードみたい」と書いたが,ほんまに Kanon みたいなタイトルだねと思っていたら,中身も,水瀬名雪以外の,月宮あゆ,川澄舞,美坂栞,沢渡真琴などなど,みな相沢祐一の過去の分身とした場合のソレだがや.

  • 「待ってたわっくんは,ぼくと同じだったから」 © 逢沢歩.それは意味的に同じということであって,同一性も保証されとるとは思わんかったろ.以前の第二話で「小一の歩がわっくん」とか書いてるが,まさかほんとにコレで来るとはおれも思わんかった (笑). = だけでなく == も true を返すんだね〜.
  • 「わっくん,待ってた時間が永過ぎたんだ.歩と逢う前も.逢ってからも」 © 深山美玖.

いよいよ『鍵』的になってきたな.

  • 「歩はだいじょうぶだ.みんな視てるから」 © 深山美玖.
  • 「父さんと母さんって,連絡取り合ってるの」 © 逢沢歩.

↑という美玖の言葉からすると,『鍵』的祟りを忌避するには関係性の網の保持がキモらしい.だとすると,現状の歩の,沈潜指向の性格からすると,もしかしたらヤバいのかも.

  • 「(美紀に) わたし,あんた嫌い」 © 海野潮音.

バス内での潮音の美玖 (というか田菜) に対する宣戦布告.っぽいんだが,座席の位置,美玖の前に座っているという辺りが潮音の気の弱さを表している.そうだよな,前に座っていれば,こちらが後ろを振り向かない限りが美玖の反応が眼に入らないわけで.とすると,本気じゃない=単に拗ねてるだけとも取れる.

  • 「起こってしまったこと,起こること.すべてのことには意味がある.すべては必要なプロセスなんだ」 © 鈴木平五郎.

↑それは宗教家もしくは科学者の台詞にふさわしい.

  • ミコシバさん.未だに登場せず.
  • 「世界の被膜が薄くなる」とどうなる? 世界が破れやすくなる.破れるとどうなる? 混じり合う.混じり合うとどうなる? すべてが「わたし」になる.または,「わたし」がなくなる.

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