ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年9月4日月曜日

マイケル・ナイマン『実験音楽』

  • マイケル・ナイマン "実験音楽", ケージとその後, 椎名亮輔 訳, 水声社, 1992, 2004, ISBN4-89176-275-6, (Michael Nyman "Experimental Music: Cage and beyond", 1974)

原書はすでに Eno の序文を付けた 第二版 が 1999 年に出ている.買ったのは去年の 七月 か.散々っぱらネタ本として使わせていただきました.元は取ったかも (笑).この本ではいわゆる現代音楽を「前衛的」と「実験的」の二つに明確に区分している.いわゆる「シリアス」な音楽を含め,音を作曲者あるいはその下僕たる演奏者の完全なコントロール下におこうとする意志をもつものは「前衛的」の範疇に入る. 岸田さん がいう「すべての記号に何らかの「意味」を求める」というのもこっちに入る.これに対して「実験的」はコントロールという概念から音を解放するものと看做すことができる.これだけ大雑把な定義なら入るものもたくさんある.その昔,さる有名な音楽評論家が一蹴した「音楽とは呼べない」魑魅魍魎が跋扈しているのである (笑).この対比は 鈴木秀夫 "森林の思考・砂漠の思考", 日本放送出版協会, 1978, 1997, ISBN4-14-001312-5., になぞらえることができるかも知れない.

全然関係ないが『妻を帽子とまちがえた男』は Argo じゃなくて CS だったのか! orz

  1. まず定義.
  2. んで前史.
  3. 1950 年代の始動期.フェルドマン,ブラウン,ウォルフ,ケージ.
  4. フルクサス.
  5. エレクトロニックなシステム.ブライヤーズ,ケージなど,面白そうなのはジェフスキー.
  6. 不確定性.一柳,アシュリー,ウォルフ,カーデュー,スクラッチ・オーケストラ.
  7. 最後にミニマル,確定性,ニュー・トナリティ.

という構成.面白いのはまずもってミニマルで,次いで雑多な「エレクトロニックなシステム」.始動期は聴く分には佳いが生過ぎて扱い難いし,フルクサスは再現する意味がない.不確定性はどうやって扱って佳いか判らない (笑). eToy と連動するぐらいしか思い浮かばん.というわけで,ミニマルんとこだけ利用させてもらってます.半年以上停まってたけど,ぼちぼち (少しずつ) 再開中.ちなみに,今までの犠牲者デモを見た (見せられた) 人は,日本の Squeak 野郎連を除けば畏れ多くも畏くもアランたんにキムさん,青木さん,塩谷さん,めたぼうさん等々.

そういや,今年は Squeak 野郎どもの集まりがないな〜.あ,おれが知らない,おれだけおミソになってるっつ〜ことか orz.

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