ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年5月24日水曜日

シムーン #08 祈り

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  • シムーン OP CDS / シムーン ED CDS / GA II 絶対領域の扉 4PS2

「それは人の名前じゃない」 © ドミヌーラ,「アーエルって,あの人の国の言葉,愛の中で,最上の愛,神への愛を,プリュンム (ブルンム) 語でアーエルって」 © リモネ.コルトレーンですか (笑).

確かに 起爆剤 にはなったけど,いくら何でもありゃ強引過ぎだろう.いや,ふてぶてしいほど豪快でエエかも (笑).礼国 (レイ国? ブルンム (プリュンム) レイ国?) の和平使節は自爆テロ (テロじゃないけど) の特攻隊.交戦状態にあるくせに,シムラークルム宮国の側は身体検査とかしてねぇんだろうな〜 (笑).だけど,目的不明.結果的に宮国側を一人も殺すことなく,シムーンを何体か破壊しただけ.ま,そんなことはどうでも佳くて,足下に火がついてようやくネヴィリルは天岩戸を開けた,と.アングラスさま,自決を兼ねた裸踊り,ごくろうさまでした.その甲斐はございましたぞ.ま,そちら側の作戦としては薮を突ついて蛇を出す結果になったので失敗ですがね.

寒い国から来たスパイは特攻隊だった,って,エラく悪意があるな (笑).マミーナ曰く「わたしは戦争にならなければシヴュラにはなれなかった」って,なんかモートン・ルーの『ザ・ウェーブ』に出てくるロバート・ビリングズみたいで哀れだよな.よし,その哀れさに免じて前回の墓穴はチャラにしよう (笑).

どれほど歩いたのか,私は海岸線に沿って入海をさえぎる細い砂州の上に出ていた.月にきらきらと光り,藺草を一面に茂らせた水のさなかを,砂州は黒っぽい毛皮をふちどる長い縁飾りのように行く手に伸びて,その先は,夜のために間近く見える水平線のほうへと消えていた.うしろには入海に漂う霧の中から,鎮守府が真っ白に浮き出している.私は沖のほうに向いて砂のくぼみに身を横たえ,あれこれの考えに疲れ果ててぼんやりしたまま,海にゆらめく月の光をうつけた目でいつまでも眺めていた,あたりの静けさが刻一刻と深まって行くように思われた,きっとよほど長いあいだそうやってじっと見つめ続けていたにちがいない.夜ふけの冷たさが身にしみてきて,私はマントを肩に掛け直すために,いっとき身を起した.そのとき,私は見た.目の前のやや離れた海の上に,月光の砕ける中を横切って,一隻の小型船のおぼろな影が滑って行くのを.それはしばらく岸ぞいに進んでから,港の水路から右へ舵を切り,哨戒水域の限界線を越えてまっすぐ沖へ向かい,たちまち水平線に消えてしまった.

狼煙を合図にモーツァルトのト短調アレグロ.これってあまりに明らさまなパクリだけど問題ないんかな〜.まさかとは思うけど,ネヴィリルって実はジャック・ド・モレー総長…… なんてことはないか.気のせい気のせい.見えない見えない.

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