ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年8月22日火曜日

2006/08/21 の収穫:アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動』,川端康成『 眠れる美女』

麹町の泉書店.昼食のあと,ぶらぶらと.

本日の収穫:讀物篇

  • アーサー・シモンズ "[完訳] 象徴主義の文学運動", 山形和美 訳, 平凡社ライブラリー, 2006, ISBN4-582-76569-6, (Arthur Symons "The Symbolist Movement in Literature", 1899)
  • 川端康成 "眠れる美女", 新潮文庫, 1967, 2004, ISBN4-10-100120-0

アーサー・シモンズの名を知ったのはもちろんディーリアス経由で,調べてみたら『On Craig Ddu』が収められたルイス・ハルシー・シンガーズのディーリアスとエルガーのパートソング集を買ったのは 1978 年のことだった.え,そんなに前なの! (笑) 冨山房版の訳書は実は広島観音のフタバ図書で見掛けてはいたのだが,なぜか手を出さないままだった.今回のは平凡社版で新訳.ユイスマンスに関する文章は原書の再版時には二編が収められていたが,二編を同時に収録した訳本はこれが初めてだそうである.慌てないで佳かった (笑).合計十六人の作家陣のうち詩人以外で多少なりとも興味があるのは,メリメ,ネルヴァル,ゴーチエ,フロベール,リラダン,ユイスマンス,メーテルランクの七人.残念,五割行かなかった (笑).

食わず嫌いの川端康成,金を出して買ったのは学生時代のコレと『掌の小説』だけ.『雪国』も『伊豆の踊り子』も知らん知らん知らん.今なら『山の音』にでも手を出せば佳いものを,またもやコレである.確かコレ,坂崎乙郎さんの『幻想芸術の世界』で紹介されてたと思うがな〜.手元にないから詳細不明.んで.もはや仰角が直角どころか三十度も危うくなったジジィどもの肉体に吹き荒れる欲動の嵐を,やつらがどうやって処理するかというと,ネクロフィリア的な視姦,触姦,嗅姦,味姦 (あったっけ?),聴姦 (さすがになかったと思う) という具合なのである.いやぁ,象徴主義のすぐ側にデカダンスがとぐろを巻いてるでござるよ.併録の『片腕』,もう覚えてないけど,どうも「飛頭蛮」みたいな話のようだ.むははは,倉橋由美子だねぇ (たぶん順序は逆).川端康成というと枯れ切った風貌の写真しか知らんけど,どうして一筋縄ではいかん喰えないジジィだぜ.スクリャービンみたいなことを考えて実行に移す監督が出て来ない現状においては映像作品でも視姦は参考になるだろう.なりますか?

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