- 鴉 -Karas- 第弐話 火炎輪 DVD / ノエイン DVD 1
- ノエイン OP CDS b / ノエイン ED CDS
- 銀色の髪のアギト / スクラン OVA (仮)
「(ユウに) 入れ．どうした，怖いか．来い！」 © カラス．
ハルカ帰還編．リアル函館での失踪時間は三時間ほど．ラクリマからは時間線上の任意の点に降りられるんだろうか．そんな描写ってあったっけ．ミホのトンデモ説が実はもっとも正解に近いのも皮肉．
- 雪恵先生の車に同乗してハルカ探索中のアイ，イサミ，ミホ．何故か名前が尻取りになってるが (笑)，あんま効率の佳い探し方しとらん．雪恵先生，小学生だから単独に探させるのは危険だと判断したか．天澤退ニ郎のオレンジ党のメンバーとかだったら，もっとテキパキと行動しそうだ．
- 美有樹さんにも「失われた」姉の存在が．恵美さんというのか (以下，「失われた」姉＝恵美としとく)．
- 時間をおいて上乃木家を訪れる後藤家の人々．二度あることは三度あるなら，三人めは誰か．まさか恵美さん？
- 後藤家は母子家庭かと思っとったら，父親はちゃんといるらしい．ただ，もっぱら不在の存在と化している．その不在からの電話で凄い表情をしている美有樹さん．
ラクリマからハルカを連れ去って函館に降りてきたカラス，パイプラインを切り離してしまい，ラクリマ側からはアトリたちと同等レベルに堕す．クイナたちも処分に奔走することになる．いかんな，クイナと聞くと反射的に「の埋葬」と繋げてしまう (笑)．
高校生で亡くなったらしい美有樹さんの姉の恵美さん．実は死んだのではなくて，先代「龍のトルク」として 15 年前にハルカと同じようにラクリマ界に拉致されたとか．この 15 年間はなんとか保ったが，有限の身体故に限度がある．すでに使い尽くされてしまったとか．母親の葬式帰りの列車内で発せられる美有樹さんの呟きは，恵美さんは母親に可愛がられていたが，美有樹さんはそうではなかった故の反感がぽろりと出てきたようだが，それでもユウの祖母は「こんなさびしい停車場を」，恵美さんが迎えに来ていたから「たったひとりでさびしく歩いて行」*1くことはなかったろう．
アトリとカラスによると「身体中の細胞を量子的に改変」された竜騎兵たちは食料をあまり必要としなくて，水だけあれば佳いらしい．アトリの連れのトビは食料を探していたんで，彼ら三人が同じように改変されてるのかどうかは佳く判らんのだが，カラスが 第五話 で発作的に破壊しようとしていたのがダムだったのには意味があるのかもね．
ユウはこのままヘタレっぱなしか？ 奮起希望．
*1： あいつはこんなさびしい停車場を たつたひとりで通っていつたらうか どこへ行くともわからないその方向を どの種類の世界へはひるともしれないそのみちを たつたひとりでさびしくあるいて行つたらうか
[ 宮澤賢治『青森挽歌』 より ]
ついでに言えば，別に間違ってたってエエけど，ハルカ (のモティーフになった存在) をそんな闇の中に「一人で歩かせたくない」と歯軋りした末に生まれてきたのが本作だと思っている．そんな風に見れば，天の川が星の集まりとしか見えないのは決定的に間違っている．
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