ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年8月7日土曜日

Genesis "Live"

 このアルバムは大学当時在籍していたバンドの必修科目だった (笑).これは CD 化されてすぐのヤツだな. \3,200- というバカ高価いお値段. Genesis は "Nursery Cryme" を聴いた限りでは,リマスターされてかなり音が佳くなっている.

  • Genesis "Live", 東芝 EMI 32VD-1028, 1974, 1987

 学生時代ジャズ研最後のライヴでは,以下のうち "Get'em out by Friday" を除く 4 曲を連続演奏.アドリブ・パートが長くなる傾向にあったので, 1 時間近くやってた.『怪奇骨董音楽箱』では先代のギタリストも交え,ツイン・ギター.ああ,懐かしい.

  1. Watcher of the Skies (8’42")
  2. Get'em out by Friday (9’14")
  3. The Return of the Giant Hogweed (8’19")
  4. Musical Box (10’59")
  5. The Knife (9’47")

 メンバーは "Nursery Cryme" 以来の鉄壁の布陣.おれにとっての Genesis とはこのメンバーであるので, Gabriel 脱退後のアルバムや, Collins 参加以前のアルバムは持ってない.と,ちょっと不安になって探したら "Trespass" 持ってた.あらら (笑).え〜と, "Trespass" から "The Lamb Lies Down on Broadway" ということにしとこう.

  • Peter Gabriel : vcl
  • Tony Banks : kbds
  • Steve Hackett : gtr
  • Mike Rutherford : bs
  • Phil Collins : drms

 このバンドはなんと言っても Phil Collins のドラムスが最高.とにかく脚が信じられん程強力.そんで Rutherford のリッケンバッカー・ベースがゴリゴリで,このリズム隊が超強力.なので,安定感が凄い.『オオブタクサ』では伝説のライト・ハンド奏法が.なんだけど, Hackett のギターはかなりヨレヨレで,なんでこないにヘタなんかとがっかりするのだが,当時のブートでは信じられないような名演を繰り広げてる例もあり,なんか佳く判らんギタリストである. Genesis 脱退後のライヴでは,けっこう超絶で安定してるようなんで,この当時は好不調の波が大きかったのかねぇ.

 この 5 曲,歌詞が奇天烈. 1: 孤独な神様の諦観, 2: SF 仕立てで,安アパートから家族を追い出す話, 3: オオブタクサが人間に復讐する話, 4: クリケットのバットで頭をふっ飛ばされたヘンリーくんの最後の意識, 5: 自己中の歌.信用しないように (笑).

 1 曲目の "Watcher of the Skies" は 4 + 2 の 6 拍子で,基本的にこのリフを延々と繰り返す.テンポは ♩ = 124 ぐらい.なんだ Finale Notepad は変拍子入れられんのか.途中で拍子を変えることもできんのか〜.

 ちょこっとだけ出てくる 4 拍子 x 2 も 3 + 3 + 2 の 8 拍子 (笑).

 このアルバムはいつ聴いても血が騒ぐ.被り物 なくてもエエから "Musical Box" カラオケで歌いたい (笑).被って佳い なら "Watcher of the Skies" だ.

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