ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年8月13日金曜日

Kurau Phantom Memory #07 新しい暮らし

 「わたしも赤ちゃん欲しいな〜」© クリスマス.ちゅど〜ん.

 あ〜, 前回 の回想シーンから始まったよ.勘弁してくださいよ,センセ〜,また鳥肌立ってるよ〜.初っ端から,こんなとこで, ED のオルゴール (チェレスタ) 版を流すな〜,反則だ〜.

 うひぃ〜,今回も両頬を張られるような回かと覚悟してたら,ダグの斡旋で Kurau & クリスマスの新しい仕事場,函館朝市きくよ食堂*1,じゃなかった,「うみすずめ」で住み込みのウェイトレス.常連さんがドアを開けると制服姿の二人.鳴り出すのは OP のオフ・ヴォーカル版.にこにこ顔のクリスマスに対し仏頂面の Kurau に吹き出す.その悪魔的なまでの可愛らしさと天上的な素直さで瞬く間に店の看板娘というかアイドルになるクリスマス,一方,身体を張ったエージェント家業にどっぷり遣っていた Kurau が家事が苦手なのはもちろんお約束だが,鼻の頭に洗剤の泡を付けて皿洗いに没頭する姿は可笑しい.ただし,リフトというかポッドの運転では手慣れたところを見せ,認められる.これは次回への伏線かも.

 むしろ視聴者サービスの回なのかな.でも必ず胸を抉られるようなシーン & 音楽があるのね.

 マスターの長男坊ユウキは 10 歳ぐらいなのかな.妹が生まれたばかりなのだが,けっこう年の離れた兄妹だな.今回の表の主役は実はこのユウキで,今まで両親の愛情を一身に受けていたのが,妹の誕生によって両親の目が妹ばかりに向けられ,かなりの疎外感を味わっているが…… というお話.彼の心の動きが一話を形作っている.育児的には常識なんだろう.

 退院してきた奥さんと生まれたばかりの妹,奥さんから手渡されてその赤子を抱きかかえるときの Kurau の両手の動きがえらく細かくてびっくりする.

 第七話二回めの鳥肌.ユウキが泣き止まない妹を抱きかかえてあやすシーン.それを見ている Kurau とクリスマスの満ち足りた猫のような表情.ただし,佳く見るとユウキは赤ちゃんの首をきちんとホールドしてないね.肩で支えている部分もあるが,むしろ支えてない方が長い.それってヤバいんじゃない? とまれ,ユウキとともに, Kurau とクリスマスも愛するものの命の暖かさを再確認したわけだ,ということを視聴者にきっちり伝えてくるわけだ.

 第七話三回めの鳥肌. B パートの終わり. ED のイントロが鳴り出す.1’12" ほど,つまりは TV サイズ丸々分続く. Kurau とクリスマスの「ずっと傍にいる」という約束.ちょと待て,こら.そんな ED 近くで交わされる約束なんてドラマツルギーとして破られるに決まっているだろうがと蒼くなったが,次回予告を見る限りでは "Last Exile" での #03 Transpose みたいな話になりそうで,ひとまず胃が痛くなることはなさそう (笑).

 しかし,なんだ,こんなに鳥肌立たされた日にゃ身が持たんぞ.と,うれしい,あるいは贅沢な愚痴を一言献上.

*1: ちばテレビ CTC 視聴者だけウケてください (笑). 元祖巴丼 「きくよ食堂」

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