「史上最高の夏休み.優希ちゃんにも.それから.少しだけ,わたしにも」 © 野村美雨.
第 4 話以降は録画して観ているので 2 回目になる.
夏休み突入.優希ちゃんの誕生日も間近.散々っぱら迷った末に,お母さんの言葉をヒントに CD をプレゼントしようと買いに出掛けた CD 屋さんで憧れの高橋先輩と遭遇.自分用に先輩が買って行ったのと同じ J-Pop CD も購入.優希ちゃんは優希ちゃんで,相変わらず周りを見ずに突っ走りながらも,部活に三年生が応援にやってくる自分の誕生日に滝沢先輩に告白, OK.それを木陰から見守る美雨.と,佳いことばっかりなのに,新曲のレッスンはダメダメ.白川先生曰く「心ここにあらず」.それでも「少しだけ史上最高の夏休み」.
ショパンの次はベートーヴェンだそうで.作品 13 のハ短調ソナタ.通称『悲愴』,原題はなぜかフランス語で "Pathétique" なんてのはどうでもエエのだが,第二楽章のコーダのとこしか画面に出てこず,第二楽章が終わったところで白川先生が酷評するんだけど,やっぱ,これは第二楽章だけさらっているということなのか.ある曲の一部分だけやるって,よくあることなんだろうか.ちなみにこの初回の演奏に関して,音源だけ聴いてもらった旧身内のとあるピアノ弾き曰く「ラストの弾き方と言い 休符のはしょり方と言い 妙に気持ち悪いぞ」とのことでございました.師には,この音源が「ピアノ習って 6 年目の中学二年生,先週までショパンをさらっていたのが,新曲.その初めての演奏」という設定を通知しておりませんので,この酷評もむべなるかな.
この曲の楽譜が画面にちらりと出てくるんだけど,このソナタ,たぶん作曲者名はベートーヴェンだと読めたのだが,作品番号が 11 に見えて判らなくなった.ベートーヴェンの op. 11 はピアノ三重奏曲だし.ちぃと調べてみると作品番号 11 を持つピアノ・ソナタの作曲者にはシューマンがいるけど,この曲って,シューマンって感じじゃないよね.右手が歌うときの左手が和音連打だからモーツァルトでもない.これはむしろベートーヴェンだと思って,グルダの全集を引っ張りだして緩徐楽章を全曲頭出しで聴いてみたけど,それらしいのが見つからん.頭を探すのは簡単だけど,ケツを探すのは面倒だね.ううむと困って,先の師匠にヘルプ送信で一発解決という次第.画質が佳ければ,こんな回り道せんで済んだのに (笑).
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