ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年8月24日火曜日

piano #02 やわらかみを持って - con tenerezza -

 「いろいろとたいへんな結婚記念日.そして,なんか不思議な日だった」 © 野村美雨.

 晴れの一日.誠司さんと瞳さんの野村夫妻の結婚記念日を巡る悲喜こもごも.仕事で誠司さんの帰宅が遅れると知らされて拗ねまくる瞳さんだが,美雨の姉の暁子さんってば,海外専門のツアコンということでとっくに社会人.瞳さん,幾つなんだ,えらく若いな.とまれ,ここでは娘と母親の役割が逆転していて,妙に可笑しい.

 バスト・アップ以上だと手首が太いのがちゃんと判るようになってる.真面目にピアノの練習をしているということだな.そのせいかどうか知らんが,むくれてる瞳さんを慰めるためか,練習中のショパンを自室で.かなりテンポが速くなっていて,指が回るようになっている.気付いた瞳さんが,テレビの音を消して,ピアノの音に耳を傾けるという芝居が佳い.

 「いい,美雨? 守れない約束をする男なんかと,結婚しちゃだめよ」 © 野村瞳.ごもっとも.仰るとおりでございます.

 暁子さんからの結婚記念日お祝いの宅配便 -> μがふらりと外へ出て行方不明というイベントは,てっきり遅れた誠司さんがμを抱いて帰宅し,むくれてる瞳さんも機嫌を直すという段取りかと思っていた.瞳さんが庭,美雨が外を探すという分担は,「μを家の外に出したことがない」なら,そりゃ逆だろうという気もするが,美雨が虎猫に愚痴ったりして,こりゃ故意にだなというのが判るようになっているが,駅前まで出てきてしまった美雨の前に,μを抱いて現れたのが白川先生だったことにびっくり.そうか,これが目的だったのか〜.人見知りするμが白川先生に抱かれていること,「前にちょっと」という意味深な台詞,テストに出ますね.

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