ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年7月9日日曜日

ローレンス・ブロック『バランスが肝心』

ブロックと聞いてどの名前が思い浮かぶかというと,ローレンスではなくてロバートだったりする.後者は『サイコ』の原作者.クトゥルフ神話の挿話もいくつか書いてたはず.ま,カタカナだから曖昧なのであって,原語だと Robert Bloch と Lawrence Block で明確なのだが.ローレンスの方は読んだことがないのでコレが初体験である.

  • ローレンス・ブロック "バランスが肝心", ローレンス・ブロック傑作集 2 田口俊樹 他 訳, ハヤカワ文庫, 1993, ISBN4-15-077456-0, (Lawrence Block "Like a Lamb to Slaughter", 1984)

続けざまにヴァクスを読んだ後だと甘ったるい UCC を飲んでるみたいだが,いろいろヴァラエティに富んでいるのは判る.何より (ヴァクスに比べると) 薄い (笑).ローレンス・ブロックって確かハードボイルドの人だと思ったけど,これを読む限りでは何かアシモフみたいだよ.業界ネタの『マロリイ・クイーンの死』などもエエけど,ちょっと長めの原書のタイトル作『バッグ・レディの死』の不思議だけど哀し気な感触や,絶対無敵の悪魔の弁護士マーティン・エイレングラフが活躍する二編がおもろい.ちなみにエイレングラフは Ehrengraf と綴るが,これ,カタカナにするならエーレングラーフだろう,と突っ込んどく (笑).あ,そうそう,『バッグ・レディ』はスカダーもの.

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