……気が付いたらラス前か.ついに神話世界に突入.「瓶詰の地獄」になってしまった.
あくまで現世に立脚する千鳥さんの救いの手を「不幸かどうかを決めるのはオレだ」とばかりに拒絶して「難破」を選択したからには,残された道はただ一つ,船が真正面に見える高い崖から,シッカリと抱き合ったまゝ「陽炎」となって深淵に身を投げることだけだ.
こほん.え〜〜と.季節が一巡りしたようで, OP ないし,耕四郎がベランダで着替えてる合間の主要キャラクタのカットのシーケンスとかが serial experiments lain の all reset 後のシーケンスみたいで, A パートは,なんか最終回みたいな雰囲気で静々と.一巡して開始地点に戻ってくる最終回は,むろん依って立つところの基盤がズレてというか反転してしまっている訳で.
しかし七夏は育ったな〜.どう見ても小学生にしか見えんかったのが,今回は高校生といわれればそうかもねぐらいには大きくなってる.千鳥要さんの定期をゴミ箱に捨てるというのは,やっぱヘタエラ・エスメラルダの契約完了ってことなんだろうな.耕四郎の方は自他共に「外れ」てると看做されている (「和佳,あんまりじろじろ見ちゃいけません!」).君も「外れ」ることを選択するのだな (sigh).
千鳥さん,定期に記載された年齢 20 歳って,サバ読み過ぎだろ! あんたは 27 歳ってことに なってる ぞ.……(時間の経過)…… あとで見返してみると 26 歳になってるようにも見えんことはない.そちらならエエけど (笑).
駅名に関するメモ
千鳥さんの定期に記された駅名が「真名瀬」と「佐橋」.七夏のは「浅茅が丘」「茅花」.七夏のカラオケ・ルームのエピソードやらから,真名瀬駅のあるのが都市の中心部で,町田結婚相談所の最寄り駅が「真名瀬」.とすると引き算で千鳥さんの住まいの最寄り駅が「佐橋」.佐伯家からの最寄り駅が「浅茅が丘」なので,高校の最寄り駅が「茅花」.「真名瀬」はそのままの 漁港 があるし,真名は一字替えれば真魚.それになにより「瀬」の一字.「茅」の植生は水際.千鳥が群生するのも水際で,「橋」を掛けるのは明日ではなくて "troubled water" ということで,水に因んだ名前ばかり.この中では「瀬」だけが水中の場所だが,歩いて渉れる場所なのでまだ彼岸には至っていない.やはりこの物語は,汀に居た二人が水底に至る (皆其所(みなそこ)へ行く) お話なのだろうか.って,ダジャレで締めかよ.
前のを見直して.耕四郎と七夏が朝一緒の電車のとき,七夏は以前は降りてからそのまま改札直行だったのが,後の方では耕四郎が乗っている電車の発車までホームで見送ってるのな.芸が細かい.
追記:2004.06.12
今んとこ CM は サントラが 1 本, ED CDS が 1 本,DVD が 2 本ですか.サントラと DVD CM の 3 本は初回放送の音声レヴェルがやけに低くて聞き取り難い. 2 回目以降はミックスやり直したか,ちゃんと聞き取れるレヴェルにまでゲイン上がってた.
耕四郎が放屁 (!) するサントラ CM より「男には捨てられたくないゴミがある
」.ねぇよ,そんなの.ってか,そんなんを放っぽっておくような自堕落さがダメなんだよ (笑).
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