ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年5月26日木曜日

フタコイ オルタナティブ #07 双葉恋太郎 最初の 事件

「あたしたちには時間がないのよ.早く見付けないと」 © 白鐘沙羅.

2002 年冬,親父の双葉愛之助が交通事故死.ヘタレ大学生でモラトリアムの真っ最中だった恋太郎,否応無しに岐路に立たされる.そう言いながらもけっきょく何一つ自分で決められないまま無為に日々を過ごしていた恋太郎の前に現れた最初の依頼人が沙羅と双樹の白鐘姉妹.この依頼人の方も「佳くない.戻りたくない.ずっと脅えてた.この暗闇の中で,何も決められず何もできず.あたしたちが,あたしたちが決められる未来があったって佳いじゃない」 © 白鐘沙羅という状態で,ある意味当時の恋太郎と同じ状況.探偵と依頼人が双方ともこういう状態であれば,捜査対象が物理的な第三者である必要はさらさらなくて,よって,依頼人=捜査対象.正確には探偵=依頼人=捜査対象.つまりは最終的に各人が何者であるかを把握しなければならないのだけど,もちろんそこまでは行っちゃったら話は終わってしまうので (笑).

一度は捨てた親父の形見の Zippo がなかなか着火しない=恋太郎のモラトリアム度になっていてなかなかよろしい.今回は音楽がかなり佳い.白鐘姉妹がバラ撒いている手掛かりを恋太郎が追い掛けている部分などだけど,紙コップ下に双樹のメッセージを見付けた辺りから始まるオルタナ風のノイズ・ギターは荒れ狂う恋太郎が結果的に「(杉作のおばちゃんの言葉どおり) おれはおれだ」と認識するに至る画面と相まって特に秀逸.なんか serial experiments lain のアレみたいでしょ.この後の玄さんのフォローも佳いんだよね〜.

そして場面は 第六話 のエンディングに join する.タイトルどおり過去から fork されていた話だということをちゃんと教えてくれとります.

本日の妄想その一.最初,この主役三人が MVC なのかなと思った.恋太郎= Model で,「見切り発車なクソ度胸」な沙羅が View で,「おっとり笑っているだけのように見えて,いつも誰かのことを考えている」双樹が Controller. Model はともかく View と Controller はセットになりたがる特性があるんで白鐘姉妹に割り当てるのが適当.双樹は単に Controller というよりスレッド・マネージャ的な管理機能も持ってそうだが,あんまし表には出てきてないんだよな〜. VC のセットがプラガブルに M と組み合わされる,ということは M は差し替え可能なんだよね.だから最初の方でイエローページみて双葉探偵事務所に辿り着くんだと.でもさ,「だからどうなの?」 (笑)

本日の妄想その二.白鐘姉妹は恋太郎の動機.ま,確かにこの話に限ればそうとも取れるんだけど,これも「だからどうなの?」.動機に時間制限があるってどゆこと.白鐘姉妹と恋太郎の立場は相互に入れ替えても成立しなくね? う〜ん,そっちの場合だと,恋太郎は白鐘姉妹の動機というより手段っぽくね? というわけで,佳く判らん (笑).けど,おもろいってか眼が離せんのは確かだよな.

恋太郎は巨砲 (象さん) らしい (笑).

別に恋太郎に肖っているわけじゃないけど,こちらも二年半ほど放ったらかしていたブラスの Zippo を復活させた.ベルト通しにぶら下げる皮のケースに入れっぱなしだったんで相当きちゃなくなってて,ティッシュでこすったぐらいじゃ綺麗になんない.真鍮磨きで磨かんとダメなんだろうけど,まぁエエや.いやぁ,風が強い戸外じゃ百円ライターじゃ着火し難いときがあるから.

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