ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年7月20日火曜日

恋風 槇絵

 みでぃ さんが rinamo さん の掲示板に揚げた記事より.

 マキエさんのマキの字は正しくは「槙」でも「梢」でもなくて,旧字の「槇」である由.つまり「槇絵」さん.これだけだとただの転載なので,ちと追加*1.「眞」には巓頂 (頭上) と「顚倒」という意味があり,そこから「槇」はそれぞれ「木の頂」,「仆れたる木」という意味になる.また,縝密「木の根が佳くしまる」という意味もある.日本でこれを「まき」と読むのは「真木」の意味.もとはすぐれた木の意味で杉や檜を指す.祭儀にはそういった木の枝を使う.神殿の柱に使えば真木柱.

 つまり,あの元家族四人の中でいちばん優れたというか唯一まともな人という意味である.ここでこういう戯れ言を述べるのをこじつけという.

*1: 以下,白川静 "字統", 平凡社, 1984, 1997, ISBN4-582-12801-7, p. 631 より.

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