ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年11月7日日曜日

野田秀樹『キル』 1994

'94 NODA・MAP第一回公演 「キ ル」

Noda Map 第一回公演, 1994 年シアター・コクーン (1/7〜2/27),渋谷.放映は Oct 31, 2004, NHK BS2.

  • 堤真一:テムジン
  • 羽野晶紀:シルク
  • 小田豊:イマダ / 蒼い狼
  • 新橋耐子:トワ
  • 渡辺いっけい:結髪
  • 鷲尾真知子:人形
  • 深沢敦:案人ガイド / ヒツジ・デ・カルダン
  • 苅部園子:フリフリ
  • 西牟田恵:J・J
  • 山西惇:旅人ポロロン
  • 野田秀樹:バンリ / 真人バンリ / 作 / 演出
  • 東京中国歌舞団:音楽

さすがに『赤鬼』より古い 10 年前のライヴだけあって,「溢れるパワー,スリリングなスピード,息詰まるテンションテンションテンションテンション*」と広い舞台を処狭しと跳び回るエネルギッシュなステージ.舞台も単なる一枚板ではなくて,いろいろ仕掛けが施してあって楽しい.タイトルがカタカナなのには理由があるんだが,着る,切る,斬る, Kill,生きる全部入りということ.それに加えて,同様に,羊〜絹〜麻のモティーフとそこから連想される付随物やミシンがマシンガンに一転する変幻自在さは夢の遊眠社を彷佛とさせて観やすい.細かいギャグも入ってるし,終幕の物凄い盛り上がりも同様.ほぼ 3 時間弱の長尺だが,一気に魅せてしまう迫力.野田秀樹の溶けてゆく蝋人形の演技は,その身体の柔らかさに驚愕する.凄ぇや (笑).あ,選曲 / 効果が高都幸男さん,振付が謝珠栄さんなのも遊眠社っぽい印象を与える一因かも.ちなみに,夢の遊眠社は 1992 年 11 月 23 日東京・シアターアプルでの『ゼンダ城の虜−苔むす僕らが嬰児の夜』の公演をもって解散.

野田秀樹とジンギスカンといえば,知ってる限りでは新潮社から出てる『野獣降臨』に併録されている『大脱走−太田幸司さん,いかがおすごしですか』 1982, 以来だけど,アジアというモチーフなら『小指の思い出』でも出てきてたな.今まで知ってるやつは構造が直線的だったが,これは円環構造になってた.各幕の冒頭で一度閉じられていることが判るようになっている.そしてもちろん終幕はプロロゴスに繋がっている.

男優陣では,結髪役の渡辺いっけいさんが大熱演.堤真一さんがまるで往年の上杉祥三に見えてしょうがない (笑).女優陣は,新橋耐子さんは台詞が聞き取りにくい.ヒロイン役の羽野晶紀さん,あまりに舌足らずな喋りには勘弁してくれという感じだが,見ているうちに気にならなくなってくる.動いてるサクラ先生 / 四方田多美子さんは『紅い眼鏡』以来かな〜 (笑).これより後でも, 1999 年の Noda Map の『半神』公演では,シュラとマリアの母親役で舞台に立ってたらしい.

第一幕が 78 分,第二幕が 86 分ぐらいあるんだけど,容量節約モードで録ったにも関わらず第二幕が入らない.しょうがないから,第二幕の頭の方を少し移動して双方 82 分弱ぐらいに案分するとようやく入った.ぎりぎり.

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