1993 年の周星馳主演の香港ギャグ映画.江南の詩人は文学だけでなく,絵画の腕前も超一流,楽器を奏でさせれば名人級で,ドラムスやラップも嗜むという多芸さ.しかも文系のみでなくカンフーも達人なら槍も名人級という文武両道.巷説では「おバカなラブコメ・アクション時代劇」ということらしいが,こりゃもっとキツい.日本式で観ていると,絶対胸焼けする.おれは生温い微温的なのよりも,こういう (エゲつない) 方のが好きだけど, (笑).
ニン王参謀で連詩の達人ドイ・チュンチョン役でビンセント・コク (谷 徳昭) が出ているのは (今度はさすがに) 判ったが,「悪魔の書生」役のリュー・チャーフィ (劉家輝) はジョニー・モー (『キル・ビル』),パイ・メイ (『キル・ビル 2』) 役で出ていたらしい.気付かんかった.ヒロイン役のコン・リー (鞏俐) は『覇王別姫』で準主役の菊仙役で出ている.監督はリー・リクチー (李力持) という人で周星馳ではない.けど,顔ネタと鼻糞ほじりは相変わらず.ヒロインの奇天烈メイクはないけど,顔いじりはやってる (笑).とにかくいたぶるときは情け容赦なく徹底的にということで,これはもう国民性なのかも.『広州殺人事件』でも感じたけど,やっぱ食いもんが違うんだよ.
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