ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年11月20日土曜日

iTunes 追加: Nusrat Fateh Ali Khan, Flairck, Mari Boine, Gjallarhorn

カッワーリ (Qawwali) 界の Christian Vander (そりゃ逆だ) のヌスラットが, 1985 年と 1988 年の 2 回,ラジオ・フランスの招きに応じてパリで行ったライヴ録音. 5 枚組の箱もリリースされているようだが,手持ちは上記の 3 セット. 5 枚で 17 曲, 344 分の法悦.まぁ聴いてる方が Offering 並に力瘤が入る,と.

カッワーリ自体は NHK のインド古典舞踊特集か何かの番組でジャーファル・フセイン・カーンのライヴを聴いたのが最初で,キングの民族音楽シリーズにも収められているからそれを聴いていたのだが, Peter Gabriel 経由でヌスラットの名前を目にするのもそんなに長くは掛からない. Realworld 盤の "Mustt Mustt (情熱の炎)" VJCP-30082, 1991 は今ひとつピンと来なかったが,「東洋・西洋〜カッワーリー&グレゴリアン・チャント」なるタイトルで国内盤も出た "Nuvum Gaudium"*1 が佳かったので記憶に残る.最後の 3 曲で聖歌に乱入してくるさまがカッチョエエですなぁ.当時は広島ダイイチ 6F にもこんな外盤が置いてあったのだ (笑).その後上京し, Shanachie 盤 "Intoxicated Spirit", 1996 を経てオコラ盤のパリ・ライヴを見付け 一挙購入 に至る.

あとの 3 セットは北ヨーロッパのトラッド系. Flairck の 2 枚組ライヴは広島時代で 1994 年以前,ライヴ盤の "Eallin",2001 年正月 に目白のワールド・ディスクで, Gjallarhorn の 1st は 2001 年の 5 月 に渋谷のタワーで買っとりますな.

Flairck と Mari Boine は昔の仲間うちで話題になってたもの.ヤァラルホーンと読むらしい Gjallarhorn はまったく未知のグループで,ジャケ買いだったが正解. Google でイメージ検索すると判るが,こんな だ.この中では唯一エレクトリックな編成の Mari Boine ライヴだが,この中ではいちばんアグレッシヴに聞こえるのがなんとも. iTunes が使ってる Gracenote の DB では「Alternative & Punk」にジャンル分けされてた (笑). そういや 3 つとも擦弦楽器が入ってるのが特徴か.フィドルが入るとトラッドっぽくなるのかも. CorrsMadredeus もそうだった.ちなみに Iona には入ってないですな. Itoiz はどうだったっけ. Flairck だけはインスト.ステージはそれはそれは楽しいものだそうだが,音源だけでも充分楽しめる. Gjallarhorn はヴォーカルとフィドル類,各種パーカションに didgeridoo というアヴァンギャルドな編成 (笑) だが,この中ではいちばんポップに聞こえる.相性佳いのかな.

*1: 1994 年 11 月 2 日イタリアのバリで開かれた第 9 回 Festival Time Zones でのライヴ盤.フェスティヴァル中での「音楽による東洋と西洋の出会い」と題した催し.大きく二部構成で一部は「神人邂逅」で,ルカやマタイ福音書による典礼音楽.二部が「東洋 / 西洋」で, 12 世紀に活躍した Hildegald von Bingen の曲などを含む中世の典礼音楽にカッワーリが同居する.まぁ,カッワーリの根幹にはハールと呼ばれる宗教的陶酔もあるそうだから判らんでもないけど,伝統主義者や原理主義者からは総スカンを喰いそうな企画ですな.そんだけヌスラットに権勢があったということだろう.ちなみに,バリはイタリア南部アドリア海に面した人口 30 万ぐらいの都市.ちょうと踵ぐらいの位置にある.この年のフェスティヴァルには,他に David Byrne, Philip Glass, Mauro Pagani, Peter Hammill など錚々たるメンツが集まっている.

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