ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年1月16日月曜日

星新一『祖父・小金井良精の記』上下巻

ずっと前,もしかしたら昨年内に読み終わってたような気がする (笑).

  • 星新一 "祖父・小金井良精の記", 上下巻 河出文庫, 2004, ISBN4-309-40714-5, ISBN4-309-40715-3

少しだけ杉山茂丸や夢野久作に関する記述があるからとヨコシマな考えで入手したが,いやぁ,オモロかった.明治の男,ここにあり.これを読んで先人の苦労というものに思いを馳せぬ阿呆はプログラムなんて書くな.ってか,業界から立ち去れ.

著者の母方の祖父で長年東大解剖学の教授を務め,人類学や考古学にも触手を伸ばしていた小金井良精(よしきよ)の記録.通常の伝記形態じゃなくてテーマ別なんで,時代はあちこちに飛ぶが無問題 (笑).森鷗外と姻戚関係にあったとは知りませんでした.

文句を言えば活字が大きいこと.かえって読み難い.もっと小さくして一巻本にしてくれよ.

0 件のコメント:

コメントを投稿