ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年4月6日水曜日

Elfen Lied #01 Begegnung - 邂逅

  • ワるきゅーレ III DVD 1 / アカネマニアクス DVD 2b

「ルーシーを野に放てば人類が滅ぶ」 © 蔵間.→「にゅう〜〜〜」.

エルフェンリート elfen lied

いきなり頭 1 〜 2 秒切れた.orz

「DVD 発売直前スペシャルダイジェスト」として放映された『エルフェンリート -prelude-』を観てるのでもはやインパクトはないが,やっぱクリムトの乱舞はエエのぉ〜 (笑).聖歌調というよりもむしろフォーレの枯れた哀歌調の OP も至極エエ感じである.字面から見ると「クリムトに聖歌」だとまるで異質な感じがするんだが,フォーレとなると,ウィーン楽派やツェムリンスキーほどではないけど,それっぽく見えてくるから不思議 (笑).この旋律は A パートのルーシーが行う惨殺シーンにも男声コーラスで聴けるんだが,それからすると聖歌調を狙っているのかも知れない.

ヒトの突然変異体だとかいう二角奇人 (ディクロニウス) のルーシーが隔離されていた研究所だかから,警備員等を 5 分間に 23 人殺害して逃走する.その際硬質ヘルメットを付けた頭部を銃撃され,何の因果か幼児退行.「にゅう」となって,コウタと従姉妹のユカに拾われるというのが第一話.もちろんその殺傷能力がなくなった訳ではない.ルーシー側にいるのが研究所だかの蔵間室長と特殊急襲部隊 SAT の巌窟王坂東.にゅう側にいるのがコウタとユカ.五人と少ないので覚えやすい (笑).

コウタにはかなえという妹がいたらしいが病死している.ただ,コウタが「病気で死んだ」と言ったときのユカの反応からすると一概にそうは言えんらしく,だとするとにゅう=ルーシーはかなえの成れの果てかとも思われるがそれはあまりにも安易に過ぎるので却下 (笑).ただ, CM カット後の時間表記で 11’35" あたりでの拾ってきた貝殻をあんまり綺麗じゃないなと言われてぶすくれるシーンとか, 19’55" あたりの頭なでなでシーンとか見てると,「にゅう=ルーシー=かなえ」説を与えようとしてるらしいんだけどな.現段階ではルーシーはサロメかも知れんが,「海からきた機械」であるにゅうは「赤鬼」だ.ただ,コウタ自身にも何やら忌わしい過去というありがちな設定があるようで,これもまだ謎のまま.ルーシーの語源がラテン語の Lux だとするとコウタはやっぱり光太なのかな.これが「コータ」だと音山光太になっちゃってヌッ殺されることになるんだが (笑).あと「かなえ」だろ,人に非ざるものにはそういう前向きというか希望というか,そういうイメージが与えられているのね.

血糊べとべとでどんどこ人死にがあるんでこの地上波版ではマスキングしてる.暗くし過ぎで何やってるんか判らんとこもある.先行きちょいと不安だが,ま,今期最大の期待作なので最後までお付き合いするつもり.先の『エルフェンリート -prelude-』が二話分を圧縮したものだったので,第三話以降が楽しみ.

Mezzo (MEZZO オフィシャルサイト) っぽいといえば,原画担当に梅津泰臣氏の名前が.それらしく感じるほどたくさんの原画を描いたんだろうか.今見るとキャラクタよりも色合いというか色の塗り方が Mezzo っぽいですな.

ノワール』でびっくらこいた "salva nos" に続きラテン語歌詞を採用しているが,それが OP というのが異色.歌詞に関しては Kennyささきさんの 2004年09月13日(月) の記述 を参照. OP を含め,音楽担当は小西香葉 & 近藤由紀夫の二人がクレジットされているが知らん人.この二人がプロデュースしたサントラで『彼女の嫌いな彼女』 B-Gram RECORDS: BGCH-1002 (1993.6.30) というのがあるそうだが,それ,清水一登やら向島ゆり子やられいち (ヴォーカルじゃなくてタイコたたいてる) やらが参加してて,ちょっと聴いてみたいかも. ED は地上波では『お伽草子』に続いて河辺千恵子.もう慣れちゃったみたいで,最近はアルバムの CM にも気が付くようになっちゃってて (笑).ただし,曲自体は『お伽草子』東京篇 ED の方がエエ感じ.あと,そうそう,『魔法少女リリカルなのは』ほどではないが長い! 25’15" ある.これ全 13 話あるんだけど,それ以外に「通り雨にて 或いは少女はいかにしてその心情に至ったか」なる特別編があるんだよね.これも放映されるんかどうか知らんけど,この時間で RAM 片面七話はキツいよな〜.

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