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「さよなら,パパ」 © ナナ.冷酷無比かと思われた蔵間室長だが,ナナに対して人間的な面を見せてくれる.ま,上司の命令には逆らわんのだが.実の娘は死んでいるらしいんだが,実験材料とはいえ,自分を慕うナナにはそれなりの愛情を注いでいたようだ.とは言うものの大好きな「パパ」の手で「処理」されてしまうナナ,しかも「処理」されることを知っているだけに哀れを誘う.と思ったが,娘の件は見返してみるとルーシーの「死んだはずだろ」という問いに対して「殺した」と発言している.後述するキャリアになってしまったから殺したのか,それとも実験中に死んだのか.前者なら救いはあろうが,後者なら前言撤回.あ〜,でもルーシーの逃亡を許してもナナの方を選択したと思われるからには前者かな. でもそれが単に話をはぐらかすためってことだったりしてな.
足止めを命じられていたのにも関わらず,ルーシーと対決してしまうナナ.ベクターの長さには個体差があるらしくナナの方が長いのだが,経験故かそれとも後述する理由故かルーシーに左脚大腿部以下と右腕を捻り切られる.さらには右脚も切られたようだ.ナナの「ひも」は切られてしまった.なんだが,実はフィーチャリングされているのは家出犬娘のマユ.こう書くとまるで件みたいに犬の頭部を持った娘みたいに思えるな (笑).ま,ユカのところにいろいろ情報が集まって来て,どうも家出娘らしいということになり「理由が判るまでは警察に届けたくない」というコウタの意志もあって,楓荘に住む,ことになるんだろうな.第二の「かなえ」化するんだろうか (笑).墓地の近くで (!) 毎日確保して来ているらしいパンの耳を齧りながらルーシーとナナの対決を目撃してしまうマユ.そういや 第二話 の坂東とルーシーの闘いのときも現場にいたんだっけ.目撃するばかりか対決の現場に踏み込んでしまい,ルーシーのベクターに投げ飛ばされる.これが病院→コウタを呼び出して保護依頼→楓荘→コウタとユカの関係修復という流れになっていて,なるほどな〜.ただ,マユはにゅう=ルーシーであることは知らない,というよりまだ疑っていない.
瀕死のナナがルーシーの眉間の秘孔を突くとベクターが発動しなくなる.謎だ.その効果って恒常的なんだろうか.んなこたねぇだろうな〜.
新しい登場人物.蔵間室長の上司の角沢長官とその息子の角沢教授.ナナの「処理」を命じる角沢長官が口にしていた「キャリア」,息子の角沢教授が詳細は隠していはいるが完成間近らしい「ワクチン」なるもの,ディクロニウス化を促進するウィルスみたいなのがキャリアの体内に侵入すると急激に増殖して支配するということらしいんだが,やっぱ「にゅう=ルーシー=かなえ」説に導こうとしているんだけどあまりに明らさまなんで何か他に裏があるのかも知れない.
「今までヒトを殺したことは一度もない」 © ルーシー.
角沢長官がルーシーを「新人類のイヴ」と呼んでいたが,そ〜か〜,新人類はアフリカではなくて日本で誕生するですか.というのは置いといて.ナナが直接ベクターで掴まないと攻撃しないのに対し,ルーシーの方は短いというハンディを機動力と対象とは関係のない「モノを投げて」攻撃するという知恵でカバーしてるのが,他がイヴ未満であるのに対し「イヴ」たる由縁なんだろうか.何がモノリスに相当するのかは知らんが.ただ,ルーシーにとっての「ヒト」とは自分で言っていた「身内」=ディクロニウスの意味なんだろう.
ようやく情報共有ができたコウタとユカ.いやぁ独立して維持して行くのは不経済だもんね (笑).
ナナが倒される残虐シーンだが,今回のマスキングはかなり気になった.あと,素人目にも判るような明らさまなカットはなんとかなりませんか.オリジナルは観たことないんで,ほんとにカットがあるんかどうかは判らんのだが,ぱっと見でも不自然な流れ.せっかくの流れがブッた切られて興醒めですよ orz.
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