ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年4月20日水曜日

Elfen Lied #03 Im Innersten - 胸裡

  • ワるきゅーレ III DVD 1 / エマ DVD

「パパ,このひも (ネクタイ) ちょうだい.ナナね,ずっとこれ欲しかったんだ」 © ナナ.今回のテーマは「ひも」か.

なんか蔵間室長がいろいろ解説していた.ベクターの別名は受容体.詳細は不明.高速移動と高周波微振動による切断能力など常軌を逸した働きがあるが,本来は武器ではない.「彼女」というのがルーシー単体を指すのかディクロニウスという雌種を指すのかよう判らんが,最小公倍数を取ると,少なくともルーシーのベクターによってルーシーの遺伝子が他に「感染」するらしい.イメージ的には精虫なんだが,ちょっと意味不明だな.それって精子と卵子が結合して減数分裂を起こす通常の繁殖活動ではないってこと? 遺伝子を「感染」させるというからには,減数分裂によるシャッフルが行われないと解釈して佳いのか.なら,個体数を増やす手段は「生殖」でも「繁殖」でもなくて,「分裂」というべきですな.

犬を連れた家出娘マユも傘を返しに楓荘に合流,「増えてるし……」 © ユカ (ひくひく).掃除中のにゅうが転倒した拍子にオルゴールの蓋を明けてしまい OP の "Lilium" が流れてくる.頭を打ったからか曲を聴いたからかどちらかの影響でルーシーが出現するが,コウタもユカも気付いてない.ルーシーのベクターはコウタに向かうが,ちびコウタの「もうやめてよ」という絶叫がルーシーの頭の中に蘇る.あ,もう一つ,ナナが近付いて来ているのを感知して,という選択肢もあったか.マユは楓荘に入る前に外の柱に犬を繋いでるんだが,ルーシーが楓荘を出て行くときにこの犬を睨んでベクターが走る.ロングなので詳細は佳く判らんのだが.いやぁ,惨殺したのかと思ってたのだが違ってた.繋いでいたひもを切っただけ.繋がれているものは解放されねばならないということか.階段で待ち受けるルーシーの元へ現れるナナ.「やっぱり,わたしが来るの判ってたんですよね.あなたを連れておうちに帰ります」というナナとの対決は,ルーシーに取ってはナナの「ひも=ネクタイ」を切ることを意味するのか.それはネクタイでもあると同時に形態からの連想でベクターでもあるんだろうか.それとも生命活動を司る命か.

七番だからナナなのか,ナナだから七番に入れられたのかよう判らんが, マリィたん の中の人 (笑).あうあうあ,やっぱ白河さんが「でもルーシー相手では七番に勝ち目は」と言ってるので,「ルーシーほどのパワーはない」のは間違いないのか.

コウタの記憶はどうも操作されているらしい.父親とかなえに関するそれはコウタとユカでは異なっている.昔,コウタがオルゴールをユカんところに忘れて帰った日に何があったのだろう.ディクロニウスに襲われたというのはおよそあり得ないか (笑).まだ謎のままだ.でも生殖活動の結果として一からやり直すのではなくて分裂するんなら,分裂時までの記憶は保たれているという設定でもおかしくない.「にゅう=ルーシー=かなえ」説も,オリジナルのルーシーが分裂して「にゅう=ルーシー=かなえ」となったとすれば未だ有効? (笑)

にゅうが「にゅう」以外の言葉を発した.まるで言語の発生の現場に立ち合っているような印象もあるんだけど,錯覚だろう (笑).

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