ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年4月6日水曜日

Mahler "Symphony No. 4"

  • Mahler Symphony No. 4 in G, M. Price, Horenstein / LPO, EMI (classics for pleasure) 7243 5 74882 2 8, 1971, 2001

Mahler #4

なぜか絵が見える音源がいくつかある.例えば,カルメン・マキ & OZ のセカンドとサードを聴くと,右のような絵が見える.ただし,周囲に木はなく背景は空だけで家はもっとこじんまりしており,小さな丘の上に建っている.人の姿はどこにも見えない.色彩ももっと淡い.だが,雰囲気的にはまさにコレだ.サイズは CD ブックレットのサイズか,せいぜい EP 盤ぐらいの大きさ程度.これがシャレた額に収まって白っぽい壁に掛かっている.この絵は 1985/07/13 に公開された グループ・タック 制作の『銀河鉄道の夜』の後半部「新世界交響楽 (Simfonio la Nova Mondo)」の終わりの方で出てくるんだが,公開時にこの絵を見たときはかなりびっくりした.全景は こんな 感じ.最近はあまりないけど,真冬のクソ寒いときの風呂に入る直前に似たようなのが見えるときもあった.

で,この曲.これの場合はマキ & オズほど具体的な絵ではなくて,むしろ動画っぽく,具体的にどんな絵と指摘するのは難しいんだが,イメージとしてはアーサー・ランサムの『ツバメの谷』とか『ツバメ号の伝書バト』あたりの,カンバーランド丘陵地帯の森の中という感じだ.もちろん行ったことなどないし,見たことすらない.絵が見えるといっても,アバドやカラヤン,クレンペラーにテンシュテット,ベルティーニにショルティにワルターなどいろいろ聴いたことはあるけど,この曲の場合他の演奏ではダメで,ホーレンシュタインとプライスが組んだこの音源でないと出てこない.この辺,いったいどういったシナプス連合ができちゃったんだろう (笑).最初に聴いたのはアナログで小学生の頃.アーサー・ランサムにハマったのは中学生の頃.最後にアナログ聴いてからどのぐらい時間が経っているのかは知らんが,少なくとも 15 年は過ぎているだろう.それがいきなり蘇った.人間の記憶ってどうなっとんのかね〜?

もう一つはショスタコーヴィチの第五交響曲終楽章中間部の弦の息の長い旋律.これも同じくランサムだが『シロクマ号となぞの鳥』でのヘブリディース諸島の高原地帯.初体験はストコフスキー / NSSO だが,こちらはストコフスキーに限らないというのがヘン.

教訓:こういう曲は BGM には向きません.

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