「わたしたちを全く疑わず,兄に逢えると信じている.そんな娘を騙さなくてはならないなんて」 © ゲルタ博士.
舞台はゲド機関の調査船.シベールを囮にキルヒナー捕獲を目論む.ヘルガとチットは難破中 (笑).この船に救助される.べフォール (の総メンバー) とトーマ,遂に接触.ま,タルラントは 以前 に逢っていたけど.トーマはもう家には帰らないというか,帰れない? 少なくとも物語が帰結を迎えるまでは.
ここでのキルヒナーはまるでモビィ・ディックだね.
ゲルタ博士の閉所恐怖症というか密室忌避症というかアレは何のトラウマなんだろね.フラグメント解析の成功は実はデーミアンの手引きがあったからだ,というかデーミアンが手を回して解読させて発表させた,とか.
ま,その,アレだ.ほとんどの主要な登場人物がステレオタイプにハマッってないというのが,先行き不透明であると同時に興味を持続させている原動力であるわけだ.先に引いたゲルタ博士もイマイチ判りかねるしな.
『パルムの樹』も,なかむらたかし監督作品だったのか.
それぞれに「大切な人」がいるが,ここで表に立っているのはやはりシベール <-> キルヒナーのラインかな.
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