ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年1月9日日曜日

Kurau Phantom Memory #23 最後の光

  • 巌窟王 DVD 1 / Kurau DVD a / Kurau OST Crimson
  • アカネマニアクス DVD 1 / 爆天 コレクターズセット III エイミー箱

「護りたいと思わなければ,ここにいません」 © 王警視正.

すべてを見せることをしない,語り尽くすことをせずに受け手の想像力に委ねるというのは,この作品の場合成功しているんだろうか.この話に限って言えばけっこうエエ具合になってると思う.ここで語られるのは実質的な最終回で,才藤 GPO 長官の失脚と死,長官を昇華させたヴィントの自壊,それが引き起こした Rynax の洪水とそれを回収しようと奮闘する Kurau と Christmas の姿ということになる.

今回は先の王警視正や天箕博士を叱咤するダグの言葉,「何もできないわけがない,何もしなくて佳いわけがない,そうでしょう,天箕博士」など,オヤヂ連にエエ台詞が与えられている.ヴィントを止める = 才藤長官を護るということになるのに気付いてしまうアヤカの心の動きも露骨とはいえ印象的だった.

Kurau がどうなるのかは,実はヴィントを Christmas に委ね,溢れた Rynax を回収に向かう Kurau の後ろ姿が描かれた時点で判るようになっている.これはどう見てもジョヴァンニに別れを告げるカンパネルラの姿だ.

ヴィントが貨物船を乗っ取って変容させた姿は,まるで『棄てプリ』での第二級神罰執行形態のそれだ.これも同じ Bones 作品だし,そういった傾向があるのかね.総統から聞いた話だが,クライマックスでなにか巨大で訳の判らんぐちゃぐちゃしたものが現れて必ず倒されるというのもお約束らしい.

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