「これはもしや,フラグメントの記号か…… やはりゲド機関……」 © クックス刑事.
ワンダとベフォールと妖しいヤツら (笑).みたいな,コ詰まらねぇ洒落を飛ばして済まねぇ.本編は至って真面目でやんした.
ゲド機関研究所を訪れるクックス刑事とアリス.表向きはまるで廃屋.規模も鴉谷の千本頭儀宅よりもかなり小さい,って,どんな比喩だよ (笑).だが,偶然発見した地下室への入り口.地上部分に比べて地下部分は圧倒的な広さ.そこで発見されるグラス,シノン,キルヒナーの生活の痕跡.閉ざされた壁の向こう,フラグメント解析された文字を組み立てたような,文字の柱は視覚的にもなかかなエエ感じ.
てな感じで,例の不可解な老化現象を見せたグラス,シノン,キルヒナーの三人,他に二人いたらしい未帰還者,およびゾーン (ゲド次元) の謎がほんの少し語られる.その次元は死後の世界への通路だとか.
デュマが登場するが,ここでは王室保安局のデーミアンと呼称されている.まぁ,以前にも ヘッセの詩の引用 があったから,『デーミアン』が出てくるのも唐突ではないが,あちらは,既存の体系とは異なる次元のシステムを持ち込んで組み立てようとする,いわばプロメーテウス的な役割を与えられていたはずだ.それに道教の影響か,諸子百家の諸書における「子」,いわゆる「先生」的側面も付与されていたのだが,こちらは,今のところ,あくまで悪役だよ.この場合の「Demian」はむしろ映画『オーメン』の「ダミアン (Damien)」の方なんかね.
文字柱を盗み見てしまったクックス刑事とアリスは捕らえられる.ベフォールたちはヘルガを探して空中飛行中.何か察知したが,ヘルガはチットを伴ってトーマ家から姿を消す.海上への道.ヘルガがいなくなった途端に悪夢に苛まれるトーマ.むぅ,やはり只の乱暴な少年ではないということですか.しかし,ヘルガとチットのこの二人に安寧の日々はいつ訪れるのか.
長期記憶の容量が 11 年分とは少な過ぎませんが.いっぱいになった都度バックアップしてたら面倒でしょ.バックアップ間の繋がりもなさそうだし.まずは容量を拡大しませう (笑).
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