OSX 版 Java の特殊な事情とか.
このうち VM オプションの "-server" オプションに関しては注意が必要で,公式文書の訳文 Java(TM) 仮想マシン によると J2SE には 2 つの Java 仮想マシン (VM) 実装が組み込まれていて,「Java HotSpot Server VM は、サーバ環境で動作するアプリケーションのプログラム実行速度が最大になるように設計されています
」とあるのだが,上記アップルのページによると,「There is not a distinct server VM for Mac OS X
」なんだそうである (凸).まぁ,ヒープ・サイズを増やしたり,エデン領域を拡大したりとかはしているらしいが.というわけで,単純なベンチマークでは JavaはCよりも速い!?--驚異の"-server"オプション のようなドラマティックな効果はなかった.実際にサーバとして稼働させた場合はどうか知らん.
Java SciMark 2.0 の結果
素 (= -client) で起動
SciMark 2.0aComposite Score: 57.34071900792119FFT (1024): 37.81305719549943SOR (100x100): 123.84029280427667Monte Carlo : 12.31807352494065Sparse matmult (N=1000, nz=5000): 60.52456555634539LU (100x100): 52.207605958543795
-server 付きで起動
SciMark 2.0aComposite Score: 61.645423431804986FFT (1024): 38.0639126931894SOR (100x100): 123.26989583942546Monte Carlo : 12.49699542461222Sparse matmult (N=1000, nz=5000): 61.803092638792705LU (100x100): 72.59322056300519
プロセスビューアで見てみると -server 付きの場合,仮想メモリサイズが 280,000KB 前後,常駐メモリサイズが 9,200KB 前後,デフォルトだとそれぞれ 214,000KB と 8,900KB 前後と表示されるので,何かやってはいるようだが.
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