ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年3月23日水曜日

月詠 -Moon Phase- #24 サヨナラ おにいさま 私、ホントに帰っちゃうよ? 帰っちゃうよ?

  • FC CD 「コックリ島のひととき 〜ボラボラ様からの贈りもの」
  • 月詠 着信ボイス 15sec x 2 (葉月 x 3 + ハイジ x 3) / 月詠 DVD 2
  • Madlax DVD 8 (台詞なし)

「待たせたな」 © 森丘耕平.小春おばあさんの念の力もあってか,タミーノからザラストロ化した耕平,とうとう本格覚醒.

うひゃひゃひゃひゃ.前回最初 (第一話) に戻ることになる.ただし,ベクトルは逆で」と書いたらほんまにそのとおりになっちまっただよ.しかも音楽まで含めてご丁寧にシュヴァルツクヴェレ城まで召還させちゃって.この判りやすさというかサービス精神の発露というか,たまらんですな (笑).

しかも徹頭徹尾シリアス一辺倒に陥ることを拒否するその制作態度たるやまことにもって帆立貝.アルトのチューインガムというかフウセンガムやら無差別盥落としやら乱舞させつつも,覚醒した耕平の浄眼の発動をまともに喰らったらしいジェダの最後の言葉がエコー付きで「だ〜みだ,こりゃ〜」には吹き出す.とくに B パートの一部は絵がぐだぐだだったが,さほど気にならないほどのエエ具合の力の抜け具合.いや,やっぱり気になるけど (笑).まぁ戻って来たとはいえ三次元的には螺旋を描き,時間的な立ち位置は明らかに異なるので,その辺が容赦ないギャグ・ネタの導入ということに現れているんだろうが,第一,二話辺りの神秘的な感じも多少は感じられたんで文句は言うまい.葉月が一度は捨てた絆の証を携えて (というか身に付けて) 耕平が再び葉月の前に立つという構図はとっても佳かった.たとえその絆が猫耳の形をしていても (笑).アルトの絆は誰が拾い上げてくれるんだろう.

葉月の後ろに耕平が見ているものがイマイチよう判らんので,その苦悩と克己もイマイチ佳く伝わってこんのだが,もはや「今更」というべき最終回の前.もうどうしようもないよな (笑).というわけで (?),光,ハイジ,弥生さんが葉月=パミーナ奪回に乱入する.ジェダが操り人形として導入したはずの成児さんも本来の立場を回復,ジェダが無分別に攻撃するんでそのとばっちりを喰ってバルガスを失ったアルトも加えた一同,耕平がいよいよ参戦し総力戦の様相を呈しはじめて参りました.まぁ,闇の侵入とそれを退ける光の対決なんでまんま『魔笛』なんだけど,夜の女王はあっけなくザラストロに敗れるはずなんだが,いよいよ次回は闇 (黒) の元締お舘さまと対決するんだろうか.こりゃ伝統的男社会の基盤である家父長制度に対する下克上というか反乱というか,まぁそんな能書きは忘れさせてくれるのかどうか,期待しています.

繰り返し描写されるルナの寝姿肖像,そしてその前で繰り広げられているであろう芝居は画面に描かれないだけに妄想を掻き立ててくれて佳かったですよ.あと,サブタイ読み上げで脅迫する葉月とか (笑).ところで,コレ次回が最終回なんだけど, 25 話という変則的な数字で終わるみたいよ.どゆこと?  DVD は二話ずつ収録されているみたいだけど,やっぱ未放映の話があったりすんの?

今更ど〜でもエエことだけど,「シュヴァルツクヴェレ」はドイツ語でスペルは「Schwarzequelle」でエエのかな.だとするとむしろ「シュヴァルツクヴェレ」だろうけど.「Quelle」は女性名詞で泉とか源泉とかそういう意味.「schwarz」は形容詞で「黒い」.「泉」の性的な比喩からすると…… げ,ま,まさか,お舘さまって,葉月の父親ではなくて母親なんじゃあるまいな? (愕然!) 全然ど〜でもエエことないぢゃん!

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