- DearS DVD 1
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- うたかた OP & ED CDS
うた∽かた.これもどっかで観た絵だな〜.何だったっけな.趣味じゃないから覚えてないや.
「詩片」と書いて「うたかた」と読ませるらしい.へぇ〜.頭の夢のシーンから鏡のモティーフが導き出されたか,それとも逆かも知れんが,自然な流れではあるな.主人公の一夏ちゃんが,丁寧に主要な登場人物を紹介していくのは,ちょいと可笑しかった.ぽややんとしてるけど,鏡を主軸に据えた謎めいた雰囲気はけっこうエエな.作りも丁寧なのはエエんだが,あとが魔法少女になっちまって,いささかがっかり.まぁ,魔法少女でも何をやるかで変わるけどさ.引きがうまいというか,いろいろ仕込んでいるようで興味は持続しているから,とりあえずは次回も観てみるべぃ.だけど,一応切り候補ね.
サブ・タイトルからすれば,「秋の朝日」に満たされた avant は物語の結末よりあとの話.従って,全編フラッシュ・バック. A パート頭での舞夏の「わたしはあなた.あなたはわたし」という台詞からすれば,このお話はやはり鏡のお話ということになる.鑑,監と書く他にも「可我見」と書く例がある.その鏡に映る姿と自分自身の姿の同一性を保証するには,そういう認識の上に立つことが必要だが,意識的に自分の姿を映すということは,鏡面からの反応を求めるということでもある.そのとき鏡面が返してくる反応は,ある距離を取る.その姿はけして掴むことができないし,あまり離れ過ぎたり余所見したりすると,鏡との関わり合いは消えてしまう.鏡を覗き込むという行為は,そういう呪縛に身を曝すという行為でもある.自分が自分であることを認識するという行為には,この種の危険性が伴う.そしてその距離が,客体としての自分の対象性と,それを見ている自分の主体性に分裂してしまったときに舞夏が現れるのだ.姿見を中心にして対峙する一夏と舞夏,この二人が同一人物であることを一夏が認識するに至るのがこのお話の主眼なのだろう.夏休みは言ってみれば「長い放課後」.こういう予想を立てたら,苦手な絵でしかも魔法少女ものという設定でも観続けられるかな (笑).
一夏ちゃん,育ち盛りの中学生に携帯は危険です.お父さんに言って Air-H"Phone に替えてもらいなさい.
『バイク TV』 CM の BGM が,スペンサー・デイヴィス・グループの "Gimme some lovin'" から,ステッペンウルフの "Born to be wild" に変わってた.
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