ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年10月12日火曜日

Kurau Phantom Memory #14 昨日・今日・明日

「お前もここで休みなさい.お前はずっと闘ってきたんだから」 © フランク叔父さん.

爆破した貨物船から姿を消した二人.いきなり天箕父娘の別れの回想シーンという反則技.新たな避難先は,以前に天箕博士が幼い Kurau を託したクライネ & フランク夫妻の家.たぶん,アルプスの北側.クライネさんは Kurau の母親の妹.だから叔母さん.アルプスの北側といえば,異端の母粕羽聖子が燃え上がる十字架上から妄想の子どもたちに別れを告げた場所だ. Kurau の母親アイネさんは,発端から不在である.

現在ものどかな風景と過去を織り交ぜたシーン設定は素晴らしい,と思った.観ていて快感.ここでもまた回帰してきたわけで,しかも Kurau -> Christmas という,過去には存在しなかったラインに重なり合わされていて,その対比が佳い.フランク叔父さんは脚を負傷して引退したエージェント. Kurau に基礎を教え込んだのもフランク叔父さんだったらしい.その顛末を Christmas に語る Kurau.代理父から疑似娘への伝承と同じように,代理母から疑似娘へ.我が母の教え給いし歌というわけですな.フランク叔父さんは現在は車椅子の生活.そういや天箕博士も片腕を失っている.それが意味するものは?

マッド・サイエンティスト的なキャラクタとして戯画的に描かれていた市瀬チーフ,リナサピアン化.

Kurau は貧乏性なのか (笑).ここでも懲りずに何もせずにいるとうことができないらしく,フランク叔父さんのつてを通じて,簡単なアルバイトに精を出すことに.まぁ,そうでもしないと, Kurau と Christmas を引き離すことはできんだろうから,しょうがないか.

天箕博士もダグも Kurau & Christmas の生存は知らない.「愛するものに死んだど思わせることほど残酷なことはない」って,誰の何の台詞だったかな.そのせいか,ダグは息子テディとのスキン・シップを深めつつある.テディに自分の知っている Kurau のことを語るダグ.ダグも天箕博士も Kurau と Christmas の死を信じてはいない.

今回 Kuaru の凶運が呼び寄せたのは, Christmas の対だと名乗りを上げる一人の少年.クレジットではまだ名無し.「昨日」は一人,「今日」は二人,「明日」は三人だ.つまりは他者の発見である.

ED 前のキャプションは "to be continued" に戻ってた.

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