ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年10月16日土曜日

Rozen Maiden #02 雛苺 Kleine Beere

  • 水着でドン! ダフネ 絶賛ヘタレレンタル中 / Growlanser DVD / Rozenmaiden OP CDS / CooRie CD
  • Air -prelude- DVD

「そうね.何もできない,ただのお子さまね」 © 真紅.

高圧的な真紅がドアのハンドルに手が届かないってのはネタだったのか.一回こっきりの使い捨てだと思ってたので,ちと意外.トイレの便座を卓と間違えるのはやり過ぎ感もあるけど,無類に可笑しい.これ,ミントさんの中の人の声だから成功したんだろうな.桜田ジュンの身も蓋もない説明に赤面して私室 (古びたトランク) に閉じこもる真紅は爆笑ものだ.プリントを渡しに来た柏葉巴の前にいきなり現れた真紅のフォローで,のりに猫耳アダプタを装着された真紅だが,桜田のりには従順というかあえて逆らおうとはしないのだな.「ジュン,遅い」,真紅の平手打ちも繰り返しネタだったのか.髪も凶器になる,というか髪の毛でも平手打ちできるのか (笑).雛苺との「アリス・ゲーム」に挑む真紅の出で立ちは,いつものゴスロリに加えて,水筒とショルダー・バックをたすき掛け.「まったく,のりがいろいろ持たせるから,イマイチ決まらないわ」 © 真紅,って,そう思うんなら,持ってくるなよ (笑).クレジットに出てきてた「探偵くんくん」ってなんだ?

トイレの消臭剤が好みの香りとは,お里が知れるぞ,真紅殿.

ルイはホモを呼ぶとは佳く言ったもので,一度異変が起きると,物理的地理的に近似の場所に同様の異変が連続して起きるものであるという定石通りであることよなぁ.人形のせいにしてしまうというのは責任転嫁に他ならないけどなぁ〜.

「モノにはね,生命の欠片を持つものと,そうでないものがあるの.この鏡にはその素質があるわ」 © 真紅.つまりですね,モノにはアニミズムの対象になる (なりやすい) ヤツとそうでないものがあるってぇことですよ,桜田のりさん.物理にはとくに関係ありません.むしろ文化人類学か宗教学.

「アリス・ゲーム」ってなんだ.互いの「ローザ・ミスティカ」を奪い合うゲームだそうだ.負けた方は動くことも話すこともできない人形となる.勝った方は「アリス」に一歩近付くことができる.これが Rozenmaiden に与えられた運命だとか.「ローザ・ミスティカ」ってなんだ,「神秘の薔薇」ってイェーツかよ,「アリス」ってなんだ.え〜,とまれ,ゲームに負けた雛苺は柏葉巴との契約を解消して真紅の「家来」化.桜田家に一体追加 (笑).

「ローザ・ミスティカ」とは,ドイツ語じゃないし,ゴーレムの額にあるという "emeth" の文字,フランシーヌ人形に代表されるデカルトの闇の部分というか非合理的熱狂みたいなものか.このゲームの目的あるいは終端にあるとされる「アリス」とは,鏡からの連想からすればもちろんキャロルだが,むしろノンセンスの復権というか "Stop Making Sense" ということかも知れない.この辺, 公式サイト にはいっさい記載がないんだよな.

DVD vol. 1 が 2 話入りで「6 枚収納特殊デジパック仕様」ということは,全 12 話なのかもね.それから,地上波 TBS は画面比が 4 : 3 だが, BS-i は 16 : 9 らしい.

"Beere" (f) という単語は,漿果とか液果とかの総称らしいので,これを「苺」として佳いのかどうか判らん.ただ "Beerensaft" (m) でイチゴなどのベリージュースという意味があるそうだ.そこから逆算できる……かな? 果実の方が女性名詞でジュースが男性名詞とは,どういう基準での区別なのか佳く判らん (笑).まさか,見た目まんまの形態による区別なのか.

すてれんきょうな OP の陰に隠れてイマイチ目立たない ED だけど,この曲のぱたぱたしたドラムスはけっこう好みだな.

更に追記:2004.10.16

ボークス社の登録商標にもなってるそうだが, doll + figure で dollfie (ドルフィ) なる造語があるそうな.ドルフィならエリックだろというボケは無視するとしても,おれには doll (人形) と figure (彫像) の区別も判らんけどな.ボークス社の球体関節人形は「Super Dollfie」というんだそうだが,なんつ〜か,ジョン・ソールの『暗い森の少女』ハヤカワ版のカバー絵を思い起こさせてエグい.一体に,リアルさとエグさは比例関係にあるよな.同様にソレに入れ込んでいるのも不気味に思えて仕方がない.余計なお世話,おめぇに他人のことが言えるんかと誹られれば,そのとおりでございますと引き下がるより他にないのだが.

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