「世紀の歌声 (Voices of Our Time)」だそうだ.
ちょうど 4 年前のパリ,Théâtre du Châtelet でのリサイタル. 2005 年 3 月 2 日(水) 10:00〜10:55,BS2 の「クラシック倶楽部」にて.オフ・ステージで選曲の理由とか語っているインタビューか何かの映像が少しばかり流れる.そちらもオン・ステージでの姿も,ジャケット等で見慣れたイメージ.そんなに前のライヴじゃないので基本的な解釈は変わってないはずだが,なんとなく劇的に聴こえた.気のせいかな〜 (笑).
「詩人の恋」はもともと男声用の曲だが,「冬の旅」をファスベンダーさんが歌った CD もあったりするんで油断できん.古いところでロッテ・レーマン,最近のではナタリー・シュトゥッツマンなどの CD があるらしい.ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスも全曲ではなさそうだが,若い頃の録音が残っている.冒頭曲はなんとカラスの録音も残っているようだが,状態は劣悪でサンプル聴いても何がなんだか判らんよ (笑).とまれ,このシューマン,メロディーのラインが綺麗なんで,ボニーさんで聴いても全然違和感ないんですがいけませんかそうですか.でも,やっぱ北欧の方が好みかな (笑).
- シューマン「詩人の恋」
- 美しい五月に
- わたしの涙から
- ばらに、ゆりに、はとに
- あなたのひとみを見つめる時
- わたしの心をゆりのうてなに
- 神聖なラインの流れに
- わたしは嘆くまい
- 花が知ったなら
- 鳴るのはフルートとバイオリン
- 恋人の歌を聞くとき
- 若者はおとめを愛し
- 明るい夏の朝
- 夢の中でわたしは泣いた
- 夜ごとの夢に
- 昔話の中から
- いまわしい思い出の歌
- シベリウス「3月の雪の上のダイヤモンド」*
- ステンハンマル「バラに寄せて」*
- グリーグ「すいれんと共に」*
- グリーグ「君を愛す」*
- アルヴェーン「わたしの心臓を手に取って」*
- シェーベリ「楽のしらべ」*
- シベリウス「それは夢か」
- バーバラ・ボニー : sop
- マルコム・マルティノー : pf
- 2001 年 1 月 31 日,シャトレ座, パリ
* は 2004 年 10 月 28 日(木) 紀尾井ホールでの来日ライヴの 放映 でも披露した曲.タイトルがびみょ〜に違うのはご愛嬌.←2001 年のパリ・ライヴと→上記の来日ライヴで姿形が (やや) 異なるのもご愛嬌?
スタッフロールが出てくるんでもしやと思ったら,やっぱ DVD が出とりました.国内盤は出てない模様だが,リージョン・フリーの海外盤がある.放映されたのは 55 分だが,そこを見るとプレイタイムが 91 分になってるんで,トラック・リスティングを探したら,ヴァーモント大学のライブラリにあった. Barbara Bonney [videorecording] : from the Théâtre musical de Paris, Châtelet,ここをみると 8 曲カットされたのが判りますな.最後のシューマン,リスト,アルヴェーンの 3 曲はアンコールなんかな.
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